・小6男児が卒業式の後に飛び降り自殺(シュプレヒコール)

 2008年3月25日、東京都板橋区のマンション14階の自宅から、区立小学6年の男児(12)が飛び降りて、死亡するという事件がありました。この事件が発生したのは、この児童が卒業式を終えて帰宅した直後のことで、居間のテーブルの上には、鉛筆で「死んでおわびします」と走り書きされた、遺書めいたメモを残しており、警視庁志村署は自殺と見て調べているそうです。
 どうやら自殺の直接の原因は、一人ずつ決められたセリフを声に出して学校生活を振り返るという卒業式の恒例行事のなかで、「大好きな学校」と言うべきところを「大嫌いな学校」に言い換えたため、式のあとに校長から注意を受け、また教師からも、式に出席した母親からも、しかられるなどしたことが原因だったらしい。ちなみにこの男児は成績は優秀、交友関係も良好で、自ら行事のリーダーに立候補するほど積極的で、悪ふざけをすることはあまりないタイプだったそうです。


 これはけっこうやりきれないですね・・・・・自殺の理由はよくわかりませんし、誰が悪いって決められないのかもしれないけど、小学校6年生ってのがね・・・・・自殺に大人も子供もないのかもしれないけど、でもやっぱり、子供の自殺ってのは、自分にはちょっと衝撃的。なんで死んじゃったの、って。そんなに辛いことがあったの、って。そりゃきっとそうなんだろうけれど。
 この子は死にたいということを、ずっと考えていたのだろうか?それとも、なんとなく、ふらっと飛び降りてしまったのだろうか?家族はや友達のみんなは、この子のことをいったいどう思ってたのかな。自殺するなんて思ってなかったのかな。ていうか、子供のそういう兆候って分からないものなのだろうか?周りの大人は一体何をしていたのだろう。もうちょっとフォローがあってもよかった気はする。それにこの子も、なにも死ななくてもよかったのに・・・・・。
 もちろんどんな死も悲しいけれど、自殺は本当につらい。しかもなんつうかそれは小学生の自殺なのだ。まだ自我が完全に確立されているとも思えない。なんだろう、これ。正しいの?ありえない。


 そりゃね、これはもうすでに終わってしまった事で、自分が悲しんだらこの子が生き返るわけでもなく、自分がこの生徒のことをずうっと覚えるなんてことも、この子のために涙を流すなんてこともないわけだけれども、それに明日になったらすっかり忘れて、美味しくお昼ご飯なんて食べちゃって、つまりは自分が胸を痛めているのも、これはすべて偽善といってもよいのかもしれないけれど・・・・・なんかね。
 それにさ、いってみれば自分なんてヨゴレた大人なわけで、自殺というものについてはなんというか、実際に見たことはないけど、テレビニュースや新聞なんかでウンザリするほど見聞きしてて、それはもうありふれすぎてて、そのせいで耳年増で「ふ〜ん・・」ぐらいにしか思わなくて、さほどショックじゃないのだけれど、なんつーか小学生ぐらいの経験値の少ない、心のキレイであろう子供達にとっては、きっとかなりショックだったと思う。あんなにまじめな○○くんが?なぜっ!みたいな。卒業式の想い出がこれでは、ちょっとね。
 大人になったらウンザリするほど、つらいことや悲しいことが、日常生活にてんこ盛りなんで、子供の時ぐらいは、自殺なんて夢にも想わない生活を送って欲しいな・・・・・と願わずにいられない。


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