・絵馬に願いを(少年老い易く学成り難し)

 昨日、本格的な入試シーズン幕開けとなる大学入試センター試験が、予定通り2日間の全日程を終了したらしい。よくしらんが。自分が受験と関係ないとこの手のニュースにはすっかり興味なくなるよね、マジな話。それにしても受験生は大変だ。自分はもはや関係ないけどホントね、頑張って欲しい。「戦闘、開始。」(by 太宰治)って感じだね。
 明治製菓の「ウカ〜ル」や、ネスレの「キットカット」死ぬほど食べれば、もしかしたら第一志望の大学に合格しちゃうかもしれないよ(げんかつぎ)。そして間違いなく太ることは保証する(確信)。でも空腹だと脳に糖分が回らずに、頭が働かなかったり、ボーっとしちゃったりするので、受験の日は試験前に軽くチョコレートとか食べたほうが絶対にいい(おすすめ)。でも食べ過ぎたら逆効果です。


 自分なんかはよく、「もう一回高校生やり直してーっ!」とか言ってますが、実をいうと二度と受験勉強だけはやりたくない。思い出すだけでウンザリ。自分はそんなに勉強嫌いだとは思ってませんが、もうね、強要されて勉強するなんてまっぴら御免。あんなのさ、大人が考え出した子供イジメの中でも、超ド級の、趣味の悪い嫌がらせだと思う(教育ママさんごめんなさい)。受験勉強のせいで、大切な、大切な、自分の青春の半分が台無しだったと、本当に今でも思う。
 毎日、毎日、子供に勉強しなさいなんて言うのは、絶対、言葉のドメスティック・バイオレンスで、間違いなくパワー・ハラスメントだ。裁判したら、たぶん子供が勝てんじゃね―かな。でも残念ながら子供には、裁判するお金がないし、受験地獄という社会システムを変える権利もない。せいぜい児童相談所に訴えるのが精一杯。まともに取り合ってもらえるかどうかも怪しい。可愛そうに。
 なんで大人になると、その頃本当にキツくて大変だったことを、みんなきれいに忘れちゃうのだろう。そりゃあ大人になれば、二度と受験勉強をしなくていいからかもしれないけど。子供に同情するどころか、むしろ受験勉強を強要することは、将来役に立つ「可能性」という『正義の御旗』を建前に、パパやママは全然良心が痛まないらしい。むしろビシビシやったほうが正しいと思っている大人のほうが多い。
 自分なんかはそんな状況が、ちょっとクレイジーだと思うけど、日本の社会はそうやって、くるくる回ってる。そんな日本社会の現実と、受験生の未来に乾杯☆


 それから、中央教育審議会の「ゆとり教育」ってのがいまいちピンとこない。運動会で順位つけない学校が存在するなんてチャンチャラおかしい。そんなのは茶番だ。そんな建前を子供の前で恥ずかしげもなく宣言するくらいなら、世の中は競争社会で、人生は死ぬまで続く、はてしないレースだって教えるほうが、自分はよっぽどましな気もする(暴論)。
 じゃあ、お前はどういう社会にしたいんだと聞かれても困るんですけどね〜☆.....駄目じゃん。本当にその辺が自分のダメなとこだとおもう。自分もいつか社会全体に対する、明確なビジョンを持てたらいいと願わずにいられない。絵馬に書いとこっと。


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