・Mr.Childrenは売れ線大衆バンド?!(すべてはフェイク、それすら…)

 2007年3月14日に発売されたMr.Childrenのアルバム『HOME』が、売上100万枚突破を果たしたそうです。おめでとー!!このCD不況といわれている時代にミリオンを連発するミスチルはやっぱり驚異的。名実共に日本のトップやね。オリジナルアルバムでミリオンは本当に立派。こりゃ「B-SIDE」も売れちゃうのかな?
 だって1992年にデビューしてから今年で15年目ですよ。ミスチルデビュー当事に生まれた子供も、もはや第2次反抗期真っ盛りですよ。なのに相変わらずコンスタントによく売れる、この息の長さは凄い。というか桜井和寿の才能が凄いんだろうな。その点は素直に凄いと思うわ。そういう意味ではプロデューサー小林武史もすごい。他のメンバー・・・もまぁすごい気がする。
 しかもなにがすごいって、歌詞とかがね、いい年こいて愛してるとか、抱きしめたいとか甘ったるい言葉はフツーは書けない。だって周りから変態だと思われちゃうの嫌だし。でも桜井和寿は書くんだなこれが。しかももろ直球ストレート。エロい表現もストレート(笑)。そういうところが受けてるのかな?ちなみに自分はそういうの結構好き。韻を踏もうとがんばってるところも好き。


 しっかしCD売れなくなったなー。ベストアルバム以外でミリオンなんてさっぱりみかけなくなっちゃった今日この頃。1990年代後半なんてミリオンセラーなんてめずらしくもなんともなかったのに、それが今じゃこのざまですよ。音楽業界も終わってるね。JASRACもせこい裁判起こして必死になるはずだわ。
 とはいえ自分も結構、売上重視の立場。もちろん歌の内容も大事とは思っているのですが、いかにテレビとタイアップして宣伝できるかも重要だと思ってるし、どんなにいい歌でも日の目を見なければ意味がないというのが自分の考え。ゆえにミスチルのこの「国民的バンド」っぷりには心から賞賛の言葉を送りたい。これは最上級の褒め言葉。すいませんねー、えーえー、なんつっても自分はアーティストを売上でしか判断できない音楽センスのないやつです。


 ところで「センス」って何?なんで音楽をすぐセンスで語ろうとする人がいっぱいいるのか、よく分からないんですけど。だってそんなの時代や流行で変わるし、人それぞれで違うから意味ないじゃん。センスがないとかダサいとか大きなお世話だっつーのな。自分がセンスあるだなんていう自信はそれこそフェイク。しかもカッコイイとか言われてるバンドは、大抵10年もすれば名前も知らない恥ずかしいバンドになってるっつーの。ていうか今、世界中の人たちから、日本で一番クールだと思われている歌はアニメソングに間違いないだろ。この「センス」とかうそぶく音楽ファンを涙目にさせる現実はどうよ。トホホだね(笑)。
 でもまあやっぱりモテたいので、とりあえず『今のところ日本で』一番かっこよくてオシャレなアーティストを誰か教えて下さい。今や音楽は単なるファッションなので(笑)。


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