・中国の前途(共産党の一党独裁)

 昨日に引き続き中国ついてですが、自分は現在の中国の改革開放路線の経済政策と、外交政策をそれなりには認めているほうだと思う。つまり中国の経済拡大の舵取りの方向性と、貿易黒字政策は概ね正しいと思っていますし、現政権の世界に歩み寄ろうとする姿勢を評価しているということです。ザックリですが。
 ただし、当時の中国共産党大躍進政策や、文化大革命はどう考えても狂ってるとしか思ってないし、天安門事件には正直あきれ果てている。東トルキスタンチベットでの武力弾圧には全面的に反対だし、共産党一党独裁による政治家の腐敗や汚職は枚挙に遑がない。日本のチャイナスクールの人たちや、マスコミの中国報道は自分と意見がまったく合わないし、中国人の密入国や犯罪率の高さも苦々しく思っている。おまけに中国人の日本でのスパイ行為やハニートラップについては、もっと厳しく取り締まるのに賛成だ。つまりはやっぱり自分は中国人をこれっぽっちも信用していませんが何か?(笑)


 とはいえ自分は別に中国が潰れたらいいとはおもってないし、経済バブルも頼むから軟着陸して欲しいと願っている。WTOでの経済問題(人民元安とか違法コピーとか)も今後早めに解決して、中国経済をできるだけ速やかに世界経済に組み込めればいいとも思っている。中国共産党一党独裁体制は、革命などの方法を取らずに台湾のように穏やかに民主化できればいいと思っているし(無理か?)、このところの中国の急速な軍事力拡大は多少懸念はしていますが、今のところは日米安保が少なくとも抑止力になると思っている。
 つまり自分はそれほど中国を嫌っているわけではないし、中国の急激な変化ではなく緩やかな変化を願っているということです。とはいえ台湾問題についてはハッキリ言って台湾独立賛成派です。台湾ガンガレ(笑)!中国の政治的・軍事的圧力と、日本の冷たい仕打ちに負けるなー!ということで台湾についてはまたいつか書きたいと思う。


 でも中国の人口はさすがにちょっとびびるね。だって13億ですよ、13億!!もうねー正直人多過ぎて、環境破壊がメガトン級過ぎてびびる。河川が汚染されて七色になってる写真とか笑うしかないよね。しかも緑化運動とかいって山や野原に緑色のペンキ塗ってるし、もはや意味がわからん。もしも中国が地球の裏側だったら別になんとも思わないかもしれないけど、これが日本の隣国でこの環境破壊が日本にも影響しちゃうって言うところが泣けてくる(涙)。
 それに中国産の食べ物とか、ハッキリ言ってアメリカ産牛肉よりも断然心配。だって日本でもよく中国産の食べ物(ウナギやほうれん草)に基準値をはるかに超える残留薬物が確認されたり、米国では現在、殺鼠剤入りの中国産ペットフードが大問題になったりしていますが、中国では農薬使用の規制が少ないのに加えて、中国産の果物や野菜の輸出量は世界全体の12%、日本にいたっては40%を占めているんだよ。しかも残留薬物はあくまでサンプリングした食べ物にたまたま含まれていたもので、氷山の一角の可能性が高い。これってヤバクないっすか?
 中国のエネルギー問題も、食糧問題も、地域格差も、貧富の差もそろそろ笑えないレベルになってきてるし・・・ヤバイヨヤバイヨマヂデヤバイヨ。


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 ・中国のパンダ外交(戦略的互恵関係)
 ・上海ハニーバブル(後のブラックチューズデー)
 ・皇室スキャンダル(ヤモリの刺青入れたいんだけどなぁ〜)




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