・終盤に逃げたオグレディが南半球勢初の栄冠に輝く(パリ〜ルーベ2007)

 自転車ロードレース、春のクラシック3連戦の最後を飾る「パリ〜ルーべ」が、今年は気温20度を超えるドライコンディションのなか行われ、スチュアート・オグレディが優勝しました。おめでとうございます。
 ちなみにこの「パリ〜ルーべ」というレースは、全長259kmのコースの所々にある「パヴェ」と呼ばれる、中世に作られた非常にデコボコした石畳の道を走るのが特徴なのですが、その路面からの振動のせいでパンクや落車はしょっちゅう。むしろどっちかっていうとそういったアクシデントを楽しむレースだったりする(笑)。
 しかも落車やパンクの危険の他に、パヴェ区間は道がすごい狭いわ、パヴェの間にたまった砂埃が巻き上げられてすごい埃っぽいわで、かなり散々なレースだったりもする。天候が悪くて雨なんて降った日には、泥が自転車に跳ね上げられて選手は顔中泥だらけになったりするし。
 ついでにゴール近くにはこのコースの最難関である『踏切』があって、列車が通ってる間は踏切待ちさせられます(笑)。これはホントにひどい。こんなの伝統のレースじゃなかったら選手ボイコットして誰もやらないだろ。そりゃフレイレも「パリ〜ルーベは人間が走るレースじゃない」っていうわ。だってもし自分が選手でもやりたくないもん。ロードバイクで石畳走って何が楽しいのかさっぱりわからん。


 で、今年は残り24キロ地点でオージースチュアート・オグレディが飛び出し、そのままあっさり逃げが決まって優勝しちゃいました。オグレディおめでとー!すばらしい勝利でした。パチパチ。ていうか、いくらオグレディがスプリンターだからって、他の選手はあそこで逃がしちゃだめだろ。
 それにしてもオグレディが優勝かよー、オグレディなんて完全ノーマーク。なんか今年の皐月賞の「ヴィクトリー」と同じくらい大穴だな。だいたい自分なんてオグレディCSCにいるのすら知らなかったし。まぁね、オグレディが優勝して感動したっていう人もいっぱいいるとは思いますよ。思いますけど、ぶっちゃけ自分なんか最後の10キロくらいずっとしらけてたかんね。「おいおい、オグレディ優勝しちゃったよー」みたいな。だって自分はオグレディに何の思い入れもないし。それによく見るとあんなのただのハゲたおっさんじゃん。しかもほとんどチビデブじゃん。ホントね、オグレディの談話じゃないけど、自分もこの優勝をなんといったらいいかわかりません(笑)。
 えーっと、オグレディファンの皆さん、不適切な発言がありましたことを深くお詫び申し上げます。


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