・イタリア首相の来日について

 2007年4月15日から2007年4月17日まで3日の間、イタリアのロマーノ・プローディ首相が来日していたわけですが、新聞の扱いの小ささにちょっと泣けた。ベルルスコーニ前伊首相ならスキャンダルとかいろいろネタがあって話題になったのかもしれませんが、プローディ首相はさすがにきついか。なんか記事が5行くらいしか書いてなかった。でも先日の中国首相の(クレイジーな)来日報道と較べると、もうちょっと気を使ってあげてもいいんじゃねーのとか思わないでもない。せめて原稿用紙1枚分くらいは記事にしてやれよ。まぁしょーがないっていえばしょーがないわけですけど。


 でも考えてみれば中国首相の来日よりも、昨年12月のインドのマンモハン・シン首相の来日と、今年3月のオーストラリアのジョン・ハワード首相の来日のほうが、よっぽど重要でエポックメイキングな出来事だった。マスコミの扱いは小さかったけど(笑)。
 だってなんといっても日本は中国の軍事牽制を目的として、日米豪印の4カ国の連携強化を目指している最中だかんねー。昨日16日には、海上自衛隊アメリカ海軍が初めてインド海軍と一緒に3か国共同訓練を千葉・房総半島沖で行ったし、ハワード豪首相との「日豪共同宣言」にいたっては日本が戦後初めて米国以外と結んだ安全保障協力だ。これらはもっと注目されてもいいはず。


 それに較べれば中国の首相なんて来日しただけじゃん。にもかかわらず、あの扱いの大きさの違いに、あらためてちょっと愕然としている。中国が凄いのか、マスコミがアホなのか。


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