・バージニア工科大学銃乱射事件(全米ライフル協会のスローガン)

 すごい大ニュースになってますねー。バージニア工科大学銃乱射事件。2007年4月16日に、アメリカ合衆国バージニア州ブラックスバーグバージニア工科大学で韓国人チョ・スンヒが銃を乱射する事件が発生し、学生ら32人が死亡(自殺した犯人含む)、15人が負傷したというもの。久々に来たね。サイコが。ホントね、こんなにたくさん無差別殺人すんなといいたい。亡くなった方のご冥福をお祈りします。
 それにしてもやっぱ米国の銃社会はすげーなー。映像とか見てたらちょっとハリウッド映画みたいだったな。例えば、車で走行しながらの銃撃戦とか映画の中だけの話だと思ってたけど、実はマジでやってんのかもしれない。


 もちろんこれはこれでたいへん痛ましい事件なわけですが、とはいえ、アフリカとか中東とか中央アジアあたりではこんなことはきっとよくある事だと思う。ダルフールなんかでは、単に報道されないだけできっと日常茶飯事だ。アフガニスタンでは子供が笑顔で自動小銃とか持ってるし。イラクでは結婚式に空に向かって機関銃をぶっ放したりしてるし。
 しかも今回の事件は、学校で起きた事件としては全米史上最悪の死亡者数(32人)だったというだけで、米国では学校での銃乱射事件自体は結構頻繁に起きている。それでもこの事件が日本人にとってなんとなく重大に見えるのは、やっぱりアメリカメディアのせいだ。そういう意味ではやっぱアメリカメディアの世界に与えるインパクトはすごい。アメリカメディアのプロパガンダで、世界の正義の40%位は決まるといっても過言ではない。ついでにイギリスメディアで30%。


 それにしてもなぜにアメリカ人はあんなに銃を持ちたがるのだろうか?銃なんてどう考えても、人を殺す以外に使い道ないだろ。統計的にも治安を悪化させる役にしか立ってない。「凶悪犯罪に対する自衛のため」とか言われても困る。そりゃアメリカ以外にも銃を持っていい国は世界中にいっぱいあるわけですが、いい加減アメリカだけでも全面的に銃規制したほうがいいんじゃねーの。


 なんつって内政干渉発言をしてみましたー。まぁ自分の立場としては、アメリカ人自身が拳銃を携帯する権利を選択しているのなら、アメリカに住んでいない自分が特にどうこう言う筋合いはないので、それはそれでいいかなって思う。とはいえやっぱり旅行中に銃撃戦に巻き込まれるのはいやだな。


 『人間を殺すのは人間であって銃ではない』 by 全米ライフル協会・・・・・アホだろ(笑)。


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