・朝鮮総連の終わりの始まり(The Untouchables)

 2007年6月18日、東京地方裁判所は、整理回収機構が求めていた627億円に上る融資の全額返却を、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)に命じました。しかも判決確定前の資金回収を可能とする仮執行宣言つき。これにより朝鮮総連が控訴するには執行停止の決定を受けなければなりませんが、それには数百億円の担保が必要となり、朝鮮総連の財政状況から担保提出は不可能とみられています。
 というわけで朝鮮総連の敗訴ほぼ確定(笑)。強制執行が行われれば、朝鮮総連の土地・建物・財産がほぼすべて差し押さえられるので、朝鮮総連の破産もほぼ確定(笑)。朝鮮総連終了のお知らせです(笑)。
 ついにきました・・・やっときました・・・これは画期的な判決だと思う・・・とはいえまだ始まったばかりですが・・・。まぁ、これで今後の朝鮮総連の活動は、少しは下火になるのかな。事務処理は総連会員の誰かの家ででもやるのかな。集会やデモは、相変わらずやるのかもしれないけど、どっちにしろ表立った活動は難しくなる。まずはめでたい。


 一応これまでの流れをざっと説明すると、全国各地にある在日朝鮮人のための銀行、朝銀信用組合(朝銀)が、バブル崩壊後に立て続けにピンチになったわけですよ。理由はバブル弾けた後も、せっせと朝鮮総連を通じて北朝鮮へ送金していたからなんですけど。そんなんしてたら破綻すんに決まってんじゃん。もうね、アホかと、バカかと。
 したら預金してた在日コリアンが困っちゃったわけです。そこで公的資金投入ですよ。不正送金や、架空口座だらけの銀行に、日本国民の税金注入。しかも計1兆4000億円もですよ。もちろん貸しただけで、銀行再建後には返してもらう予定でしたけど。
 したら投入したにもかかわらず結局また破綻してやんの。しかもその理由がまた、せっせと朝鮮総連を通じて北朝鮮へ送金していたからっつーのが泣ける。銀行再建のために貸した日本人の税金を北朝鮮横流しして、挙句、北朝鮮はその金でノドンミサイル開発とか、核実験とかしてやんの。もうね、もうね、アボガドバナナ。
 で破綻して回収不能になった朝銀不良債権は、整理回収機構に引き継がれたわけです。で今回、整理回収機構朝鮮総連に「貸した金返せよ」って裁判したわけです。朝銀の金が総連に貸し出され、その金が総連を通じて北朝鮮に流れていたのは明らかなので。


 自分は朝鮮総連に同情する気には全然なれません。むしろ清々した。自業自得だ。だってどう見ても、麻薬、拳銃、兵器に転用可能な機器の密輸、不正送金から始まって、拉致・スパイ・反日破壊工作などの非合法活動に関与しまくりだからな、朝鮮総連は。こんな組織どう考えてもおかしいでしょ。在日コリアンがかわいそうとか言ってるレベルの問題ではない。そもそもどうしてこんなに長い間ほっぽらかしだったのか、そっちの方が問題だ。
 でもまだ始まったばっかりなんで、今後朝鮮総連がどうなるかは予断を許しません。だって朝鮮総連は同時に、日本にも政治資金をバラ蒔きまくっていたからな。強制執行にもかなり反対の圧力かかると思うんだよね。政治家も相当な政治資金をもらってたとおもうし。なんせ国会で話題にすらならないからね(笑)。しかも今回の問題ですでに、元公安調査庁長官と、日弁連元会長が関わってるし。いきなり大物登場ですよ。どんだけぐちゃぐちゃなんだよ。やれやれ、政治工作にどれだけ資金が使われてきたのやら・・・。しかもそれが、日本人の税金で賄われてきたってのがホント胸くそ悪い。


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