・ガソリン価格の値下げ(食品価格は値上げの春)

 ガソリンに課せられているの揮発油税(ガソリン税)などの暫定税率が、2008年3月31日に期限切れを迎え、4月1日からガソリン価格は1リットル当たり約25円下がります。暫定税率維持などを盛り込んだ税制改正法案の協議に、民主党が反対して参議院で可決されなかったためらしい。
 ちなみに暫定税率とは、法律で定めた税率に加え、一時的な措置としての税率を課すことで、ガソリンの場合、本来の税率は25円程度らしいのですが、1974年以来、暫定税率として、それ以外にもさらに25円程度上乗せされているらしい。それがやく34年ぶりになくなるという。ていうか、34年間も暫定って笑える。こんなん毎年協議するなら、暫定じゃなくて普通に税率上げろっつーの(苦笑)。
 でも、このガソリン税の減税も、4月の下旬には衆議院で再可決する予定らしいので、ガソリン買うなら今がチャーンス!!とはいえ、系列会社や地域でかなりばらつきがあるみたいだけどね。でも態度を保留していた、石油元売り最大手の新日本石油も、結局値下げするらしい。つでに昭和シェル、出光興産、ジャパンエナジーコスモ石油も、値下げするそうです。


 まま、最初は確かに民主党がパフォーマンスとして始めたものなわけですが、自分はけっこう今回のガソリン減税には好意的なのだ。やっぱ減税は素直にうれしいし、4月になってからの食品類の値上げラッシュの中で、唯一の明るい話題だからね。円高でちょっとは相殺されているとはいえ、まさか自分もここまで原油高がつづくとおもってなかったもので。これってちょっとは、景気回復の明るい話題なんじゃないかな?あっという間に終わりそうだけど。短い春だけど(笑)。
 でもそれじゃあ、不足する財源はどうするの?って話になるわけですが、もうねこれは道路特定財源ってことで、道路整備のほうにしわ寄せが行くみたいですけど、もう道路いらんちゅーの。もう十分に日本全国津々浦々まで道路できてるっちゅーの。どう考えても造り過ぎだっちゅーの。いらないとこまで道路できてる。一体この狭い日本に、どんだけ道路つくれば気が済むのかと。なんならもう、ちょっとした環境破壊レベルですよ。これは。


 そりゃね、インフラは近代化にとって大事なわけだけど、道路整備についてはその目的はすでに達成されている。いまや地方の土建屋と道路族の政治家の利権でしかない。もういまある途切れ途切れの自動車道をなんとか整備終わらせて、それ以降は新しい道路を作らない方向でお願いします。新たな道路計画とかいらないから。
 だいたい道路作っちゃうと、その整備のために半永久的に道路整備しなくちゃいけないわけですよ。山奥の誰も使わないような道路のために。あほかっちゅーの。というわけで、道路特定財源一般財源化するみたいですが、この話が民主党の選挙パフォーマンスだったとしても、やはりこれは一定の評価をせねばなるまい。もちろん一般財源化することによる地方財政への悪化も懸念されているわけですが(笑)。まぁこういう減税話で一番恩恵をうけるのはたぶん首都圏の人で、地方の人にとってはガソリンの値下も優遇措置のせいでたいして値下がりしないし、補助金ももらえなくなってしまうので、微妙な話題かもね・・・・・。


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