・就職氷河期ふたたび…(誰がために鐘は鳴る)

 いやー、今の新卒者のシュウカツはすごいみたいですねー、またもや就職氷河期が復活したみたいで。てか、もはやツンドラみたいで。2010年入社に向けた大学新卒に対する民間企業の求人総数は、軒並み前年度割れだって。中にはすでに来春の就職の「内定取り消し」された人もいるんだって。これはひどい・・・。
 でも景気減速は否めないからなー、これはもうどうしようもない。だって天下のトヨタ様が2009年3月期連結決算の業績予想(営業利益)を1兆円も下方修正しちゃってたかんね。そらー景気も悪くなるっつー話ですよ。だって1兆円ったら年収400万円の社員を、25万人雇えるレベルだかんね。そらーヤバイよ。てか予想はずしすぎてて笑った。もうサブプライム問題で多国籍企業は全滅ですよ。しかも円高で輸出産業も終ってるし。ついでに景気わるくなると不動産業は絶対に死ぬという(苦笑)。


 ようこそ就職氷河期へ!自分も氷河期世代でーす♪なかまなかまー(笑)。なんつってニヤニヤ笑っている場合ではなーい!しかし去年ほど売り手市場だった年も珍しいけど、今年ほど買い手市場の年もめずらしい。なんでたった1年でこんなにも変わってしまったのだろう?まさかここまであっという間に酷くなるとは、自分も予想外。サブプライムショックの影響は自分の予想をこえてはるかにすごいね。もはや超氷河期ですよ。しかもよくなる見通しがまったくないという。かわいそうに。これは同情せざるを得ない。でも、なかまなかまー♪←アホ(笑)。
 にしても、凄まじい世代格差だなー。2009年卒と2010年卒では、天と地ほども違いがある。しかも2010年卒ったらあーた、1987年度生まれのゆとり第一世代じゃないっすか。1986年生まれはゆとり教育がまったく適用されなかったみたいなんで、ここの部分の世代間格差も凄まじい。まさに「ゆとり氷河期」。来年から前倒しでゆとり教育が終るわけですが、つまりこれは、ゆとり教育が全力で否定されたわけだよね。つまり失敗作ってこと?アイタタタ・・・・・。
 まぁ・・・アレだ・・・ゆとり世代はホント、踏んだり蹴ったりだなと・・・なんか傍から見ててもかわいそうで涙出そうになる。ゆとり世代のことを考えると胸が痛い。なんだかんだいっても、指導内容3割削減の破壊力ってすげーらしいかんね。バカで。しかも温室育ちで、精神的に脆いのが特徴らしい。うわ・・・もう完璧なまでに、ニート属性を獲得しちゃってるじゃないっすかっ!ニートフラグが立ちまくりじゃないっすかっ!量産型ニートじゃないっすかっ!なんか日本を滅ぼすぐらいのチカラもってそうで怖い。大丈夫か、日本・・・・・(苦笑)。


 でも不況というのは市場の規模が縮小するということなので、解かりやすく言えば、誰かが得をすればその分、誰かが損をするということだ。誰かが笑えば誰かが泣く、つまりはそういうことだ。これからゆとり世代が味わわなければならないのは、残念ながらそういう時代だ。好況のときはみんながその恩恵を享受できるのだけど・・・。
 ホント頑張って欲しいね。この時代をうまく乗り越えてほしいと思う。もちろん新卒のかただけじゃなくて、不況で苦しんでる人たちも。なぜって自分も無関係じゃいられないから。人と経済はみな何処かで必ず繋がってる。とはいえ自分だって精一杯だし、誰も人の苦しみを代わってあげることはできないので、こうして小さなエールを送ることしか出来ないけど。あと見守ること。それだけ。確かにこの世は天国じゃない。


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