・箱根駅伝2010は東洋大が二連覇達成!(山を制する者は箱根を制する)

 2010年1月3日、第86回東京箱根間往復大学駅伝競走の第2日目が、復路5区間(計109.9km)に20チームが参加して行われ、往路を制した東洋大が11時間10分13秒でそのまま逃げ切り、2年連続2回目の総合優勝を果たしました。おめでとうございます。なお、復路優勝を遂げた駒大が見事な走りで2位、山梨学院大が3位に入りました。以下、4位:中大、5位:東農大、6位:城西大、7位:早大、8位:青学大、9位:日体大、10位:明大、とここまでが来年のシード。
 しかし、2日目の復路は、手に汗握る優勝争いもなく、白熱したシード権争いもなく、かといってこれといったアクシデントもなく・・・いや、6区で中大の山下隆盛選手の転倒はあったのだけれども・・・でもま、なんともほのぼのした、平和な箱根駅伝でしたね。予想外の大ブレーキはたくさんあったけど。とはいえ箱根駅伝なんて、10人もの選手があんな長い距離を走っているのだから、どのチームもハプニングの一つや二つあって当然なのだ。


 そんな中で、きっちりと2連覇を果たした東洋大は、やはりすごい。あの試合運びは、ほぼ完璧に近かったんじゃないかな?柏原選手はいわずもがな、他の選手も地味ながら、それぞれいい仕事してた。特に東洋大の田中貴章選手の、7区の区間賞は素晴らしかった。あれで「もうほぼ決まりか・・」って自分もがっかりしたわ(笑)。6区の市川孝徳選手の時は「お?これは・・」ってちょっとワクワクしてたけど、あれで軽くトドメ刺された(笑)。
 あと駒澤大ね。最終的に2位は立派だったと思う。復路にも戦える選手を残していて、自分もけっこう楽しめました。惜しむらくは往路の成績がちょっと悪かったことかな・・・特に1区の・・・やっぱ星創太選手が出場できていればと、残念におもってしまう。思っても仕方ないけど。でもそうしたらもうちょと、優勝争いが面白くなったと思うんだけどね・・・星選手は全日本大学駅伝の時も、めちゃくちゃ調子悪そうだったからなあ。しゃあない。


 3位の山梨学院大はね・・・んん〜、復路でもうちょい頑張ってほしかったかな。モグスというスーパーエースが抜けても、なんか去年よりチームの一体感が上だった気がするので。特に5区の大谷康太選手は、去年5区走ってたら山学大が優勝できたんじゃないの?っていうほどの素晴らしい走りだった(笑)。あと、4位の中大と、5位東農大は、これはもう大活躍だったとおもう。ずっと中途半端な位置取りだったので、テレビのスルーぷりに泣けたけど。
 6位の城西大は、初めてのシード権獲得、本当におめでとう。去年リタイアした石田亮選手が、7区で区間2位と見事にリベンジを果たして「自分で途切れたタスキが、1年かけてやっとつながった」とか、マジちょっと感動した。7位の早大は・・・なんか最初からすべての歯車が、狂っていた感じだったな。やっぱ監督の采配ミスか?でも早大は今、高校の有力選手をかき集めてる最中なので、あと2年ですごいチームが出来上がりそうな気がする(笑)。


 それから8位の青学大はどう考えても大健闘だよね。箱根の予選会を見ている限り、シード取れるとはこれっぽっちも思ってなかった。ちょっと棚ボタな気もするけど、運も実力のうちということで。逆に8位の日体大は、6区の高尾博教選手の大ブレーキは何だったのだろう?いきなり3位から10位になっててビックリした。あと10位の明大の往路、特に1区の北條尚選手の走りは、今大会で一番ビックリした。しかも結局逃げ切ってシード獲得は素直にすごい(笑)。
 でも今大会も結局は、やっぱ柏原竜二選手ということで(笑)。彼の強さが際立った大会だった。その柏原選手を最大限に活かせた東洋大の他の選手もすごいのだけど。改めて箱根駅伝の5区は大事だね。柏原選手の何が凄いって、山登りの技術もそうだけど、やっぱ気持ちの強さだと思う。山登りで一番大切なのは、最後まで諦めない気持ち。山で諦めたら、1分や2分すぐに遅れちゃうからね。そこが柏原選手の、最強クライマーたる所以なんだと思う。


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