・ベトコンなみのゲリラ豪雨あるいはコマンドー豪雨について(スターマイン)

 ああ、今年もこざっぱりした夏だった。てか、去年までは「夏休みがたったの3日ってなんだよ!」ってプンスカしていたわけだけど、今年はついに1日だけになってしまった。やれやれ。でも、それってもはや、夏休みじゃなくね?たった1日で夏休みの宿題とか、どうやって終わらせろっていうの?まあね、あまり文句を言える立場でもないのだけど、さすがに夏休みが1日だけというのは、精神衛生上よろしくない。
 でもまあ、夏休みの終わりのしめくくりということで、毎年恒例の富士登山をしてきたわけですが、いやもう最悪だった。最悪だった。やめとけばよかった。まあ、別に雨に降られたわけではないので、最悪というと語弊があるけど。それは言いすぎかもしれないけど。大言壮語かもしれないけどさ。でも今年は天気が微妙だったので、行こうか行くまいか迷ったあげく、自分の中の数少ない恒例行事なのでなんとなく・・・ね。


 そしたら、行ったはいいけど、登山の最初から最後までガスってんの。霧でなんもみえんかった。霧というか、あれはもはや雲の中なんだろうけど、もう、とにかくなんも見えないの。一寸先が霧。大体、須走口から登ると人も少ないし、登山道も石ころと砂ばかりで、めちゃめちゃ単調で飽きたりもするのだけど、周りが見えないとそれどころじゃなくて、だんだん上っている感覚がなくなってくるというか、あれはまさに地獄。
 いやいや、何も見えない富士登山があんなにしんどいとは思わなかった。「富士山なんてばーっとやってぎぃーだなめんな!」って思ってたけど、なめてたのは自分だった。頭がちょっとおかしくなりそうだった。何度くじけそうになったことか。人を見つけたり、山小屋見つけたりしたら、嬉しくてちょっと涙目になってたからね。まさに血のにじむような思いで歯を食いしばって頂上まで登ったけど、精神的にはもうズタボロ。


 ってことで、心がちょっとすさみ気味の夏を過ごしているわけですが、最近はアレだ。ゲリラ豪雨が多すぎ。もはや「夏の夕立」ってレベルじゃない。尋常ではない。ただ事でもない。昔の人なら天罰といわれても、信じてしまうレベル。バケツをひっくり返したというか、タライひっくり返したというか、プールひっくり返した感じ。これはもう、天の怒りというか、神の鉄槌というか、高木ブー発狂というか(←古っ!)。
 この前も、うっかり田んぼの様子でも見に行こうものなら、そのまま用水路に流されてアウト!ってぐらい大雨降ってた。どんな頑固オヤジが怒ってもこんなに雷落ちないよってぐらい雷落ちてた。もしかしたら、雷雲の渦の中にラピュタがいるかもしれないってくらい。ていうか、温暖化だか、異常気象だか知らないけど、これはもう、ちょっとした天変地異だよね。日本であと残す天災は、富士山の大噴火ぐらいか?


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