・絵画芸術の寓意(フェルメールの「レースを編む女」に関する偏執狂的=批判的習作)

 ネタにするのが遅すぎですが、2007年1月4日まで上野の森美術館ダリ回顧展が開催されています。すでにいかれた方もいるでしょうが、まだの方はデートにいかがでしょう。だってなんとなくスノッブでセレブな感じがするでしょう(庶民まるだし)。
 美術館のデートとか大好き。
 でも自分はサルバドール・ダリの絵は理解不能っつーか微妙に生理的に受け付けない(ダリファンの方がいたら本当に申し訳ない)。あの平衡感覚を失わせる絵が、三半規管の弱い自分を直撃する。ついでに言うとヒゲも気に入らない(いいがかり)。だから彼とはたぶん、絶対、友達になれない自信があるのだが、フェルメールを愛してやまない点についてはすごい気が合う。
 ダリ曰く「フェルメールは何度でも描き直し言葉が全く無力になる奇跡に達したのだ」。おめーいいこと言うな。なんなら酒でも飲んで語り合おうぜぃみたいな。お酒苦手だけど。


 だってヨハネス・フェルメール最高☆


 はじめに断っておきますが、自分は美大を出たわけでもないし、絵画に詳しいわけでもありませんし、たぶん本当の価値について語れるほどの見識はありません。解説も出来ません。でもいいじゃん。だってヤン・フェルメール最高。おすすめ。だってあのわかり易さがいいね。世界中に沢山いる、フェルメールファンやフェルメールの研究者の気持ちが良く分かる(本当か?)。
 なんだったらデルフト*1まで出向いても一向に構わないのだが、画家の故郷を懐かしむ趣味は、自分には無いので行かない。会員が自分だけのフェルメールのファンクラブに入ってる(なんじゃそりゃ)。2004年に東京都美術館に「絵画芸術(画家のアトリエ)」が来た時は3回も見に行っちゃった。感激!普段買わないのにグッズとか買っちゃったりして。


 フェルメールのどこがいいのか考えたんですけど、全部いい。理論的な解説や説明なんて、他の誰かに任した。言葉は無力だ。とりあえず本物見てくれ。だって、もうね、恋だね恋。この気持ちは。恋は盲目。
 自分の夢の1つは、自分の目で本物のフェルメールの作品を36点(贋作の疑いのある作品も含め)全部見ること。頼むから日本にもっと来てくれ。それかもう一度、世界のどこか1つの美術館に集めてくれ。それなら行く。今なら多少お金もあるので見に行ける。


 いつか会いに行くから、待っててねー、ヤン〜〜!!


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朽木ゆり子 (著)

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*1:オランダ南ホラント州の都市。ヨハネス・フェルメールの故郷。自身が風景画も描いている。