・今井正人は箱根の王者(箱根八里は馬でも越すが…)

今井さんのサイン


 今年も第83回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)が行われ、順天堂大学が優勝しました。おめでとうございます。
 でも箱根駅伝が関東の大学限定とは知らなかった。今回Webで調べて始めて知りました。そういわれてみれば関東の大学しか出ていなかった気がする。全国から出してやれよなぁ〜。地方大学がかわいそうじゃん。地方大学なんて国立大学以外よく知らないけど(すいません)。でも山梨は関東かどうかは微妙(本当にすいません)。


 ところで自分は箱根駅伝が好き。中でも5区の山岳コースが大好き。確かに今大会1区の佐藤悠基(東海大学)の区間新はすごかった。感動した。でもやはり自分の中では5区の今井正人(順天堂大学)最強。自分の中ではヒーロー。もうね、リスペクトしまくり。だって山岳好きだからね。2年前に初めて見たその走りは衝撃だった。だって11人抜きしたんだよ。「強えぇぇ−−−!!!」って絶叫してた。少しでも陸上をかじった事のある人なら、彼がどんなにすごいか納得すると思う。
 ヒルクライムって平地に比べて実力差とタイム差が出やすいわけ。ツール・ド・フランスの勝負どころが山岳と言われる所以。そこで今井は今回も、他を寄せ付けぬ圧倒的な走りを見せてくれた。鬼のように強い。山の神様とか呼ばれちゃってっかんね。「山の神、ここに降臨!」だって。言い過ぎだっつーの。でもそれも納得するほどの圧巻の走りだった。彼だけで5分ぐらいのアドバンテージを稼いでる。
 自分はロードバイク(自転車)に乗るのが趣味で、箱根峠*1へもよく日帰りで行く。だからこのコースは非常に馴染み深いのですが、箱根峠の上りは結構キツイ。よくテレビのマラソン中継でちょっとした坂道を心臓破りの坂とかいってっけど、あんなので心臓、全然破れないから。自分に言わせれば坂ですらない。長さ2km、斜度5%程度で心臓破りなんてちゃんちゃらおかいしい。距離約20kmで標高差800m近くを昇る、東海道随一の難所にして天下の嶮の異名をとる箱根峠のような坂を、本当の坂といふのだ。


 はぁ〜、それにしても今井は今年4年生なので、あの勇姿は今後箱根で2度と見られないと思うとすげー残念。彼こそ峠の王者なのに。だって坂道ってすげー苦しいのよ。なのに、あのカモシカのような軽やかなステップ。タッ、タッ、タッ、とリズミカルに坂を駆け上るあの走法は、訓練すれば身につくのだろうか?陸上に詳しい方は誰か教えて欲しい。明らかに他の選手と一線を画している。
 でもあの強さは、残念ながら平地では生かしきれない。彼はマルコ・パンターニにも負けないくらいのピュア・クライマー脚質なので、今後彼の活躍の場は限定されてしまう。
 考えたんだけどメジャーなマラソン大会で山頂ゴールが一個ぐらいあってもよくないか?アホみたいに平地ばっか走りやがってさー(※かといって別にクロスカントリーが見たいわけじゃない)。もしも自分が大金持ちだったら、マラソン大会のスポンサーになって、山頂ゴールのマラソン大会を彼のためだけに開くのにっ!!そんで優勝者には白地に赤の水玉模様のジャージ*2を着てもらいたい。それが自分の夢です。でも直近で金持ちになる予定は全然ないので完璧に実現不可能。まあね、彼の走りは間違いなく箱根駅伝の歴史に永遠に刻まれたので、それでよしとしよう。うん。
 あと箱根の寄木細工でラブジェンガつくりたい(これも夢)。


追記
 あと、改めてビデオを見直して、順大の4区を走っていた2年生の佐藤秀和さんですが、区間賞を取ったのは素晴らしい。がしかし、あそこで5位ではなく、できれば最後ちょっと疲れた振りして専修大学の後ろの8位あたりで今井さんにタスキをつないで欲しかった。ちょっとはテレビの演出を考えてもいいんじゃないのと思った。ほんのちょっとだけ。そしたら今井は7人抜きだったのに(うそ、勝手なこと言って本当にすいません。佐藤さん来年こそは区間新期待しています)。
 それから、日体大の5区を走っていた3年生の北村聡さんはあと5kg、できれば8kg減量できれば、来年の箱根ではいい線いけると思う。坂道は重力とのたたかいなのだから(偉そうにすいません)。


その他の記事
 ・今井正人先生の教育実習(箱根より愛を込めて)
 ・リニアモーターカーが開通する日(それは夢の高速鉄道)
 ・KAT-TUNは青春王でございます(A Hard Day's Night)




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*1:自分は自転車で峠を登るのが大好き。だから週末は東京近辺の峠へよく行く。ただし箱根峠へは国道15号と国道134号はあまり使わず、たいてい国道1号のみでいくので箱根駅伝のルートとは少し違うことが多い。また箱根峠もどちらかというと旧道を登ることのほうが多い。この話はまたいつか。

*2:マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ(maillot blanc a pois rouges)といい、ツール・ド・フランス山岳賞の証のジャージ。自分としては超絶恥ずかしいジャージだと思う。フランス人の服のセンスを疑う。でもこのジャージとブエルタ・ア・エスパーニャのスプリント賞のお魚模様のジャージが自分の一番のお気に入りです♪