・しばわんこは正座する柴犬(敷島の大和心を人問はば)

 わんこ大好きの自分は、『しばわんこの和のこころ』(NHKで現在放送中,月刊誌MOEで連載中)で和の心を勉強中。だってやっぱ日本人たるもの和の心の何たるかを知らねば、外国人にばかにされちゃうからね。
 それにしてもしばわんこかわいい。しばわんこ〜(は〜と)。マジ割烹着コスプレ最高に似合う。似合いすぎて凹む。この気持ちわかってもらえるかどうか。だってやっぱ自分の大好きな女性がどんな服より割烹着が似合っているとしたら、もちろんそれでキライになることはないわけですが、多少なりとも凹むと思う。このアンビバレントな感情。


 それでこの番組を見ていてわかったことは、自分は和の心にこれっぽちもかすってない。まあ心の問題は別にしても、自分は和とよばれるものとは正反対の生活を送っているという、この如何ともし難い事実を突きつけられた。なーんだ、なんちゃって日本人とは自分のことじゃん!って思った。
 だって自分の今住んでる部屋には床の間ないし、座布団ないし、大体、畳の部屋がない。
 お茶は、ぉ〜ぃお茶しかないし、急須も吸出も茶托もない。でもコーヒーカップとワイングラスはある。
 和菓子より洋菓子やジャンクフードが好きで、着物なんて生まれてこの方、着たことがない。七五三も成人式もスーツだった。浴衣は和風旅館で寝るときに着るのがせいぜい。
 端午の節句も七夕もお盆もお月見も、これっぽっちも見向きもしないのに、なぜかクリスマスに夢中。
 それにハッキリ言って「カヤ」って知らなかった。この番組見て初めて知った。ふつうの人知ってんの「蚊帳」?ていうか今時あるの「蚊帳」?コタツじゃあるまいし、囲炉裏とかとおんなじぐらい古い日本家屋にしかないんじゃないの?この認識は誤っているのだろうか?
 それとも旧式の黒電話を見てダイヤルの回し方がわからない、最近の子供みたいな感じなのか、自分は?だって自分は1回も実物の蚊帳を見たことない。水車小屋でさえ見たことあるのに。これって一般常識とズレてる?だって知り合いは知ってるっていうし。知ってるかどうかみんなにアンケートとりたい。
 「蚊帳」でググってみたら、なんか古いのか新しいのか不明な、白いテントみたいな蚊帳がヒットしてますますわけがわからなくなりました。これが日本の心なのか?ど〜考えても関係ねーだろって。
 なんかこの番組を見てすごい不安になってるんですけど。実は自分は日本人じゃないんじゃないの?みたいな。なんかね、日本文化にあこがれる外国人の気持ちが少しわかる。これってヤバくね?そうとう末期症状な気がする。ちょっとね、自分の日本人としてのアイデンティティについて、もう一回じっくり考えてみる必要がある。国籍と住民票があればいいってもんでもないだろう。


 とりあえずちょんまげからはじめてみようと思う(ウソ)。


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出演:野際陽子 監督:吉良敬三

ポニーキャニオン (2007/4/18)

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