・振袖ラリアット(成人式バンジ―)

 昨日は成人式で東京の街中に、きものの女性が大量発生。振袖姿の二十歳の女性が、寒空の下あっちこっちで笑顔を振りまいていました。いやー微笑ましいね。晴れてよかった。雨とか雪の日の成人式は大変だからね。たぶんガイジンだって大喜び。ガイジンが日本を旅行する場合は、成人式の日にあわせて来るといいんじゃないかな。
 振袖、キモノかー、晴れ着っていいよね。和服大好き。着てたら反復横飛びできないけど(普通しない)。着たまま靴下はけないらしいけど(普通履かない)。着たままトイレすごいらしいけど(その姿は想像不能)。でも着物とか浴衣とか着てる女の子は2倍はかわいい。2倍は言い過ぎか、30%増しでかわいい。後姿だけならほぼ等しく美しいので思わず振り向くね、もうねガン見、やっぱ日本人は和服でしょ(※前から見ると・・・まぁ色々)。
 でも言っとくけど成人になったからって、特に何も変わんないんだよねー(経験者談)。現代の成人式には特に意義も、意味も無い(税金の無駄遣いとすら言える)。


 というわけで今回は成人式の民俗学的意義(バンジー含む)について考えてみました。
 で思うんだけど、やっぱもっと成人への通過儀礼としての意味を持たせる何かが必要だよね。元服みたいに大人として自覚するやつが。たぶんそこが曖昧だから、子供のまま大人になっちゃった人とか、いつのまにか大人になっちゃった人とか、成人式で無意味にハイテンションな人が、後を断たないんだと思う。
 そこで考えたんだけど、成人したら自分で名前を変えられるって言うのはどう?結婚したら苗字が変わるんだから、名前だって変えてもいいでしょ。親がつけてくれた名前(幼名)から、新たに自分がつけた名前にするっていう(苗字は変えない)。もちろん元の名前が気に入ってるなら変えなくてもいいし。そしたらさ、新たな世界に向き合う感じがするっしょ。大人になった感じがするっしょ。大人の自覚も生まれるっしょ。
 まあね、中には恥ずかしい名前や、イタイ名前をつけちゃう人もいるでしょう。でもそれは愚かだった二十歳の記念ということで。もちろん変な名前にしないように、保護者の同意が必要ってのもあり。どうせそのうち、本人を戸籍じゃなくてソーシャル・セキュリティー・ナンバーみたいなIDで管理するようになるんだから、名前は好きにつけたらいいと思う。


 地方とかではいまだに、成人式を迎えると一人前の大人として、村の共同体の仲間入りができるとかあるのかな?東京だからそんな意義が薄れちゃっているのか?結構ありえるから怖い。
 後、成人式はやっぱ18歳でしよう(個人的意見)。選挙権も18歳で付与されるようになるって言うし。学生とか社会人になると地元を離れる人も多いので、高校とかで成人式やったほうが効率的だ(コスト重視の経済馬鹿)。みなさんいかがでしょう?


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