・韓国の傲慢(大統領の自爆)

 どう考えても盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領はおもしろい。他の国の元首にこの表現はどうかと思うが、おもしろいんだからしょうがない。政治家としては3流だが、ピン芸人としては間違いなく1流だ。何回爆笑させられたことか。今回の「日本海を平和の海と呼ぼう」発言もすごくいい。安倍ちゃんに「政府として検討しない」と速攻却下されたのが笑える。
 そのほかにもおもしろ発言目白押し。

  • 「韓国人は失敗したことがない」
  • 「北の核開発は防御のためであって、先制攻撃用ではない」
  • 「選挙に負けたのかもしれないが、私には重要なことでない」
  • 「米国は友邦だが、日本とは対決しなければならない」
  • 「個人的にブッシュ大統領は、私のことが好きだ」
  • 「衛星打ち上げの成功は地球を征服したような快感がある」
  • 「徴兵制度は人間を腐らせる」

 大統領なのにこの不用意な発言は、もはやマスタークラスだ。あした「もうアメリカとは絶交だ!」とか発言しても、もはや自分は驚かない。だってなんでもありの言いたい放題だからな、きゃつは。別に韓国の国益に興味は無いが、これだけアホだと、どうして韓国の国民はこの人を大統領に選んだのかさっぱりわからない。どうせ流行っていたから大統領になれたんだろう、そんなくだらない理由だ、たぶん。あるいは候補者の中で一番声高に反日を叫んだ人が、大統領になれるのかもしれない。


 でも北朝鮮に核実験をされちゃった後の盧武鉉の行動には、開いた口が塞がらないかんじ。あんぐり。だいたい金正日と同じぐらいミラクル。
 核実験直後の安倍首相との首脳会談で北朝鮮問題ではなく、歴史認識について話し合うトンチンカン振りから始まって、対北朝鮮の国連制裁については北朝鮮が核実験をしたかどうかわからないという立場で、当事者にもかかわらず自ら進んで蚊帳の外にいた。そして「自主国防」という反米政策を押し進めた結果、このタイミングで韓国への戦時作戦統制権の委譲が話し合われ、米韓同盟はかなり危機的状況だ。
 というか最近の記事を読む限り、危機的状況どころではなく、米韓同盟はほぼ有名無実化している。アメリカから韓国へは、北朝鮮の核の重要な情報は流れていないっぽいし、韓国政府と話したアメリカ政府の要人は、そろって外交上言い過ぎじゃねーみたいな険悪な言葉を口にしている。
 大丈夫か、韓国!?アメリカは日本ほど甘くないよ(日本は激甘)。おもしろいけど隣国なので、あまり笑ってる場合でもない。米国や日本との関係は、冗談抜きでこれまで無いほど悪化している。実際、自分には正気の沙汰とは思えない外交だ。別に日本と仲悪くてもいいかもしれんけど(そこは自分もあきらめてる)、アメリカと仲悪くちゃ駄目*1じゃないの?でも彼には「小さな問題(北朝鮮核実験)」らしい。トホホ。


 最近では反日の呪文*2もすっかり効き目がなくなっている。そして盧武鉉の発言内容のクレイジー度もますますエスカレートしている。今や彼はアメリカに見捨てられ、韓国マスメディアに見捨てられ、韓国国民に見捨てられ、所属している党に見捨てられて八方塞がりの四面楚歌だ。
 そして引退後の歴代韓国大統領は、なぜか例外なく惨めな引退生活が待っている。そんな盧武鉉の未来に合掌(チ〜〜ン)。


その他の記事
 ・北朝鮮の憂鬱(将軍様ご立腹)
 ・安倍政権と小泉政権の支持率について(過ちと悲哀に満ちたこの世界)
 ・めざせチューリップバブル(ボーナスと利上げとローン)




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坂眞 (著)

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*1:この点では日本人も、同盟のなんたるかを理解していない人が多いので、日米安保についても注意が必要だおもう。この男女の恋愛と同じぐらい崩れやすい関係について、日本は日英同盟の二の舞を踏んではならないと個人的には思う(この話はまたいつか)。

*2:韓国では国内問題が発生する度に、問題点から目をそらすためなぜか反日の大合唱が始まる。ウンザリ。それは日本関係ないじゃんみたいな。