・多数決の是非

 えー、思想と言論の自由こそ、このブログで一番大切にしていきたいことです♪
 だって世の中、自分とは全然意見の違う人もたくさんいると思う。もちろん自分が絶対正しいわけではないけど、相手が絶対正しいわけでもない。自分は話し合いで物事がすべて解決できるとは考えていないし、それどころかたいていの論争は、残念ながら平行線の水掛け論に終始することがほとんどだ。「話し合いで解決しましょう」なんてよく言う人がいるが欺瞞だ。もちろん相手の言い分を心から受け入れる場合も時には存在するが、たいていの場合はあきらめているのだ。歩み寄りなんてそんなものだ。
 そして絶対に歩み寄ることのできないものも人には存在する。信念だったりそうでなかったりだが。そしてたいていの人は是非とも自分の意見を通したいと願っている。そしてその延長線上に戦争があるのだ。そうでなければ世界中で、こんなにも戦争が続くはずがない。戦争反対を叫ぶ人だって、見ようによっては同じ穴のムジナだ。
 しかし意見が平行線だからすぐに戦争というのもあんまりなので、多数決の民主主義があるのだ。多数決ですべての人が納得する結論を導き出すなんて不可能だし、切り捨てられたマイノリティは不満を持つと思う。でも今のところこれよりましな政治システムはないと自分も思う。もしネットがもっと発達して、すべての情報にもっとスムーズにアクセスできるようになって、たとえば直接民主主義が可能になったとしても、状況はあまり変わらないんじゃないかな。
 それでももっと素晴らしい政治システムを、模索していくべきだとは思う。今日は話し固いな。


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