・花は盛りに(桜の森の満開の下)

 今朝はピカピカのスーツ姿の男女を数多く見かけました。そろそろ大学の入学式とか、新入社員の入社式の季節なのかな?とりあえず新しいスタートなのでみなさん頑張って下さい。でもあれが後1ヶ月もすると、よれよれでグダグダのきったない格好になると思うと、結構、趣き深いものがあるな。まぁ会社の場合は研修期間とかがあるので、自分が実際に新入社員と顔を合わせる6月頃は、すでにグダグダになった後なわけですが(笑)。


 それはそうと、昨日はちょっとお花見に出かけてみたりしたわけですが、自分ちの近所の桜並木も満開でした。砧公園とかも桜の花が満開で、お花見の人がたくさんいた。できればもう少し天気がいいと最高だったんだけど、まぁ曇っていてもさくらは綺麗でした。やっぱりさくらとか見ると幸せ回路が発動するよね。日本人に生まれてよかったと(笑)。でも米国のワシントンのポトマック河畔とかでも毎年桜祭りとかやってるみたいだし、この気持ちは万国共通なのかな。
 でもほんとに自分はさくら大好き。だってやっぱサクラ綺麗だわ。もうね、自分なんて満開の桜とかみると、その桜の樹の必死さがこっちにも伝わってきて胸がいっぱいになる。だって桜は「今年もとってもきれいに咲いたね」「よくがんばったね」って人間にほめて欲しくて、ただそれだけのためにあんなに一所懸命に咲いているんだと思う。もちろん人によっては幽玄だとか、潔いとか、凛々しいとか、刹那的とか、残酷とか、いろんな感想があるとは思いますが、それが自分の桜のイメージ。


 とはいえ、自分はお花見で宴会とかは苦手なんだよねー。あんまりお酒とか飲めないからかもしれないけど。そもそもなんで桜の花を見てお酒を飲んでバカ騒ぎしたくなるのか、その気持ちがよくわからん。しかも東京の桜の名所は人が多過ぎ。足の踏み場もないくらい。そこで真昼間っから酔っ払って桜の下でゲロ吐いたり、大声でカラオケ歌ったりとかどう考えても絶対に頭おかしい。「おめーらサクラとか全然関係ねーじゃん。酒が飲みたいだけじゃん。だったら養老とか和民で飲めよなー」とか思わないでもない(笑)。


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桜の森の満開の下 (文庫)
坂口安吾 (著)

講談社 (1989/04)(2007/06/06)

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