・ウインドウズ・ビスタ・キャンペーン(ネガティブキャンペーン)
マイクロソフトWindows本部長のジェイ・ジェイミソン氏曰く「日本市場におけるWindows Vistaの出荷状況は期待を下回っている」らしい。特に企業への導入で苦戦しているらしい。確かに自分の会社にもまだ1台も導入されていない。そんな気配すら一切無い。でもそりゃそうだろうと思う。
だってビスタに変える利点は、セキュリティー強化による運用管理の向上と、3Dグラフィックによる視覚効果の向上の2点なわけですが、前者については、確かに雑誌の受け売りを丸ごと信じれば、安全面の向上*1は認められる。とはいえ、そもそもセキュリティホールのバグがまだ完全には直っていなさそうなので、少なくともサービスパックが出るまでは保留でしょ。
後者については企業が導入するという意味では今のところマイナスだらけだ。だってOS(オペレーティングシステム)のグラフィックが素晴らしいかどうかなんて、仕事をする上で何の関係もない。そもそもOSなんて見た目よりスピードだろ。どんだけ早く動くかが重要だろ。仕事で3Dはいりません。
しかも3D表示に要求されるスペックが高すぎて、今在るパソコンじゃ動かないときてる。まぁ高い金出して、新しいパソコンに買い換えろって話なんでしょうが「はいそうですか」って言うわけねーだろボケ。ついでに、まだ市販のアプリケーションがすべてビスタに対応していないところも痛い。
ていうか、そもそもビスタって仕事で使うより、家で動画を楽しんだり「Xbox」と連動してオンラインゲームしたりするためのOSだよね。デジカメやiPodみたいなデジタル家電との接続性の良さが売りだよね。だってその部分に対する機能追加がたくさんあるしね。完全地上デジタル放送になる頃には自分の家にも欲しいかなと思うけど、仕事ではいらんな。
とはいえウインドウズの企業での占有率はものすごく高いので、企業としては他のOSの選択肢は無い。クライアントでのLinuxとMacは、今のところどう考えても無い。ということは、どうせそのうちみんなビスタになっちゃうということだ。今後のアプリケーションもビスタで動かすことを前提に作られていくということだ。ソニーのPS3とはわけが違う(笑)。
つまり最終的にはマイクロソフトの一人勝ち。Officeは今後も押しも押されもせぬ業界標準です。そりゃビル・ゲイツの資産も560ドル(約6兆6000億円)で13年連続トップになるわけですよ。それにしても6兆6000億円ってどこの国の国家予算だよ(笑)。
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