・予想外の世界マーケット(資本主義と社会主義の相克)

 2007年6月6日の日経平均終値が、2月27日以来の1万8000円台を回復しました。まあとりあえずめでたい。日本経済はそれなりに順調らしい。米国経済にリンクしてるだけかも知んないけど(笑)。でも新興市場は相変わらず低迷しているんだよね。最安値更新しまくり。これはちょっと自分の予想外。新興市場がこんなに長い間低迷するとは思ってなかった。ライブドアショックって個人投資家にはそんなにショックだったのか?どんだけショック受けてんだよ(笑)。これじゃ株式市場が完全に二極化してんじゃん。これで日興コーディアル上場廃止になったら景気はどうなっていた事やら。まあ東証ダブルスタンダードは頭にきますが、考えてみればこれはこれでよかった気もする。


 それにしても米国経済がんばるな。消費の伸びがかなり横ばいになってきたので、そろそろいっぱいいっぱいかなーとおもうと、そこからさらにもうちょっと伸びたりする。株価も上がる。そこがすげー。このがんばりは自分の予想をはるかに上回っている。どんだけ消費すれば気が済むんだよ。欲張りすぎだろ(笑)。でもこの米国経済の消費が続くかぎり、世界の好景気はつづくね。米国にはがんばって欲しい。日本も、欧州も、中国も、インドも、韓国や、アフリカまで、アメリカさまさまですよ。いくらなんでもアメリカ借金しすぎだけど(笑)。
 それから自分の予想よりずっとすごいのが円キャリーだ。日本の超低金利な資金が世界に出回りまくっていて、世界の好景気を下支えしている。まさか日本の利上げに、世界がこんなに敏感に反応するとは、自分も思ってなかった。こりゃ日銀もうかつに利上げとかできないよなー。タイミング間違うと世界恐慌とか引き起こしそうだしな。まあおかげで銀行と輸出産業はボロ儲けですけど(笑)。


 あと自分の予想外なのが中国市場。上海マーケット(上海A株指数)おもしれー。なんか値動きがジェットコースターみたい。株式市場の過熱した投機を抑制するため、中国財政省が2007年5月30日に、株式取引の印紙税率を現行の0.1%から0.3%に引き上げたわけですが、そこで投資家がパニック売りをして、ここ一週間ほどで上海総合株価指数が約20%ほど下がった。こんな短期間で20%下落って日本では考えられない下落ぶりなんですが、これまたすごい不自然な介入で株価が反発してる(笑)。
 なんじゃこの市場は。こんな予想外な値動きを売り抜けられるツワモノはいるのか?まあ中国だし、マスコミを通じて情報操作しまくりだし、中国のえらい人はインサイダー取引なんてみんなやってるっていうし、中国で公開されている株式なんて10%程度で、残りの9割は国がもっているわけだから、株価操作もし放題みたいですけど(笑)。しかも人民元は、北京政府が変動幅を決定する、なんちゃって変動相場制だったりするしね。なんでもありですよ。それにしてもこれはひどい。もう無茶苦茶(笑)。


 でもグリーンスパンFRB議長もご指摘の通り、中国はバブルだからなー。ここ最近の「中国では今個人投資家による株ブーム」とかいうニュースで、株なんて全くやったことのない初心者が、借金してまで株買ってるのを見ると「あ〜もう終わりなんだな」っておもうよね。中国の証券口座数が1億突破で、ほとんどが個人名義とか、バブルはじけちゃったらめちゃヤバイやん(笑)。中国政府はどこまでがんばれるのか興味津々。
 株の事をなにも知らないオバちゃんが、株に興味を持ち出したら、それはもはやバブル(笑)。


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 ・世界は着々と不況に向かっているわけだが(サブプライムローン・ショック)
 ・日経平均の1万8千円突破記念カキコ(日興コーディアルグループの不正)




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