・七月七日はたいてい曇り時々雨(星に願いを)

　今日は『七夕(たなばた)』。夫婦仲が良すぎて仕事をしなくたった織姫と彦星が、天帝の怒りを買って離れ離れにされ、一年に一度七夕の夜にだけ、天の川に架かるカササギの橋を渡り出会える日。でも雨が降ったら出会えないんだと。

　でも、だからなんだっつーか、なんつーか、すげー中途半端な日なんだよなー。なにしていいのかさっぱりわからん。目的も意味もわからん。ひな祭りとか、こどもの日とかなら、まあ子供のためになんかするんだろうなーとは思うけど、七夕のターゲットもやっぱ子供なんか？
　それに別にプレゼント贈るわけでもなければ、七夕料理食べるわけでもないし、ついでに祝日でもない。そもそも七夕ってなに食べればいいんだ。笹団子か？こんなことじゃ、スーパーも、デパートも、盛り上げようがないっつーのな。で、その辺が盛り上げてくれないと、現代を生きる我々としてはいかんともし難い。盛り上がりに欠ける。

　だいたい「よ〜し、短冊に願いごと書いて飾っちゃうぞ〜」とか、きょうび中学生でも言わねーよ。社会人にもなって短冊に「一生二人でいられますように♪」とか書いてるカップルは、やはりどうかと思う。
　つーかなんで短冊に願いを書いたら、願い事がかなうとかいうことになってるわけ？誰が願い事をかなえてくれるわけ？あの織姫と彦星のラブラブカッポーがかなえてくれんのか。でもあいつら人の幸せなんてどうでもいいとか思ってんだろ。仕事放棄して愛し合ってた奴らだし。

　そもそも笹なんてそこら辺に生えてないし、マンションには飾れる軒端もない。天の川だってさっぱり見えない。都会生活なめんな。もうそろそろクリスマスツリーみたいに、台座つきのプラスチックの笹の葉セットが普及してもいい頃だろ。飾りとか至れり尽くせりで、電飾がチカチカして、天井に天の川が映ったりするやつ。でも冷静に考えると、やっぱそれはねーか(笑)。

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