・政治家の森喜朗はおちゃめさん(日本の国は神の国)

 森喜朗元首相は2007年7月9日、富山市内で開かれた参院選立候補予定者の講演会で、滋賀県栗東市に計画されていた新幹線の新駅建設を凍結している嘉田由紀子知事を、「女の方だなあ、やっぱり(視野が)狭いなあと思った」「問題がある。その一つが、滋賀県の『もったいない知事』」と批判しました。


 森さんまたいっちゃったよ。また失言しちゃったよ。公の場で「女の人だなあ」はどう考えても余計だろ。嘉田知事を批判したいなら「あの方は視野が狭い」でいいだろ。森喜朗は政治家として言っていいことと悪いことの区別が、視野が広すぎて全然わかっていない。
 そもそもこの新幹線の新駅建設問題、嘉田さんは滋賀県知事選で、「もったいない」を合言葉に、新幹線の新駅建設中止を公約に掲げて当選している。なので嘉田知事の視野が狭いとか、そういう問題ではない。女の人かどうかはもっと関係ない。建設反対は滋賀県民の総意だ。勘違いもはなはだしい。


 でも森喜朗は国会議員が普通、間違っても言えないような女性蔑視発言を、何事もなかったようにさらっと言ってのけるところがすごい。そして元首相で、政界の重鎮であるにもかかわらず、マスコミにすら「またか」ですませられるところがすごい。もはやこの程度の失言では、ほとんど誰も注目してくれない。
 嘉田知事にすら「前後の文脈がわからないので(女性軽視にあたるかどうかは)コメントしかねる」と華麗にスルーされている。森喜朗は何を発言しようが「ま〜た何か言ってるよ」でスルーされる政界の超大物。なんぴとたりとも森の発言を止める事はできない。


 結局何が言いたいのかというと、森喜朗内閣総理大臣。毎度失言、ご苦労様です。さすがは森先生。自分は森先生の失言が大好きです。すべての発言にツッコミたくなる。やっぱ、森先生はこうでなくちゃ。選挙前のこのタイミングでこの発言とかもはや神。柳沢厚労相や、久間前防衛相の失言なんて、足元にも及ばない。
 ちなみに明日7月14日は森喜朗の70歳の誕生日(古希)です。おめでとうございます。今後とも爽やかな笑いを期待していま〜す♪


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日本は森の國
監督: 松永国彦

KUNIディレクターオフィス (2007/4/1)

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