・「本日、土用丑の日」考(チャイナフリー)

 というわけで2007年7月30日の今日が『土用の丑の日』。この日にウナギを食べると、夏バテしないと言われている日です。なぜ今日が土用の丑の日なのかというと・・・説明がややこし過ぎるんで省略(笑)。とりあえず毎年、日付が違います。
 でも鰻の旬は秋から冬にかけてみたいで、初夏あたりの鰻は脂がのってなくて不味いらしい。しかもクソ暑い夏のさなかにあんなにこってりしたもんが食いたいかっていわれたら、それはそれで微妙な気もする。とはいえ、鰻なんて普段あんまり食べないし、年に一回くらいはこんな日があってもいいかなとは思う。


 で、日本人がうなぎを食べるとしたら「高い国産を選ぶか、安い中国産を選ぶか」の2択らしい*1。でも自分なんて「安い中国産を選ぶか、食べないか」の2択なわけですよ。要するに(涙)。
 でもこのところのニュースでは「中国産のウナギやばい」って宣伝しまくりじゃないっすか。なんなら「食べたら死ぬで〜」ぐらいの勢いじゃないっすか。マラカイトグリーンでウナギが緑色になってるんじゃないかと思えるくらいですよ。日本鰻輸入組合が安全宣言した途端に、群馬県のスーパーマーケットの冷凍蒲焼からマラカイトグリーンが見つかったりもしてるしね(継続して摂取しない限り健康への影響はない)。
 まぁねー、中国産原料を含むせき止め薬でパナマで人が100人死んだとか、インチキ粉ミルクのせいで中国の赤ん坊が13人死んだとか、中国製カップラーメンを食べたモンゴル人2人が死んだとか、中国産のペットフードで米国の犬や猫が死んだとか、中国産歯磨き粉から有毒物質が検出されたとか、中国産の魚介類から使用不認可の抗菌剤が検出されたとか、中国産問題を挙げたら、枚挙に暇がないわけですよ。ぶっちゃけ酷過ぎ。そりゃ不安にもなるっていう。


 でももはや日本には中国製品が溢れかえっているわけで、そんなのいちいち気にしだしたら何にも食べられなくなっちゃうわけですよ。国産ていっても産地偽装してるかもしれないし。だいたい自分はアメリカ産牛肉も、雪印製品も、不二家製品も、ミートホープ製品も、もはや喜んで食べてるっつーの。で、さんざん考えた挙句に、自分は中国産ウナギを食べることにしました。それが自分の出した答え(笑)。中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出は2005年にも問題になってるし、今年はいくらなんでも致死量が見つかることはないでしょ(考えが甘い?)。
 まぁ気になる方は、食べるのをやめておいた方がいいと思います。それに中国産ウナギはまだしも、中国製のダイエット食品とか、漢方薬とかは一撃で死ぬ可能性があるので、こちらは十分気をつけてください。


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*1:正確にいうとウナギの稚魚は台湾やヨーロッパから輸入してもいるらしいのですが、それは日本で養殖したので国産扱いになるらしい。ちなみに日本で養殖されたウナギは値崩れしないように「一色うなぎ漁業協同組合」というところで談合で値段が決まっているらしい。ひどい話だ。