・ベンナーティがパリで2勝目！コンタドール総合優勝！(ツール・ド・フランス2007第20ステージ)
今年のツール・ド・フランス2007は、アルベルト・コンタドール(スペイン、ディスカバリーチャンネル)の個人総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)で幕を閉じました。それから新人賞(マイヨ・ブラン)もコンタドール(笑)。コンタドールすげー！おめでとー。
それから総合2位には23秒差でカデル・エヴァンス(オーストラリア、プレディクトールロット)、総合3位は31秒差でリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、ディスカバリーチャンネル)が入りました。
ちなみに山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ)はマウリシオ・ソレール(コロンビア、バルロワールド)、ポイント賞(マイヨ・ヴェール)はトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)、チーム総合成績トップはディスカバリーチャンネルでした。いや〜、やっぱツールはクリーンだよクリ〜ン。わっはっはっはっ・・・はぁぁ・・・・・orz
えーっと、やっぱ結局最後はこうなっちゃうのね。結局最後はドーピング祭りですよ。まぁ想定の範囲内なんですけどね。でも分かっちゃいたけど、またかよ！っていう。やっぱテンション下がるよな〜。もう最後の方は、悪魔おじさん探すぐらいしか興味がなくなってたし(笑)。
そりゃね、たしかにコンタドールはいい選手だよ。この若さ(24歳)でツール個人総合優勝なんて、間違いなく将来有望だろ。脳幹部海綿状血管腫という難病を克服したのも素晴らしい。「本当によくやった！！」って、素直に祝福してあげたい。けどできない。だってしらけきっちゃってるから。もういい加減、ドーピングに飽き飽きしてるから。なんかドーピングって政治家の汚職と一緒で、バレなきゃＯＫってところがあるよね。
でこれまでのツール・ド・フランスでのドーピングとの戦い(笑)をまとめると、まず大会前の抜き打ち検査で、第8ステージにケガでリタイアになっていたパトリック・シンケウィッツ(ドイツ、Tモバイル)からテストステロンの陽性反応。本人も使用を認める。結果、年俸返還とレース出場停止処分決定。ついでにドイツテレビ局はツールの中継を打ち切り。
第13ステージ優勝時の検査でヴィノクロフから陽性反応。結果は他人の血液を輸血したというもの。結果、第16ステージから出場停止、またツール主催者(ASO)の要請でチーム(アスタナ)も大会から離脱。本人は使用を認めず、裁判で争う構え。
第11ステージのレース後検査でクリスティアン・モレーニ(イタリア、コフィディス)からテストステロンの陽性反応。本人も使用を認める。結果、第17ステージから出場停止、またツール主催者(ASO)の要請でチーム(コフィディス)も大会から離脱。
第16ステージの優勝後、それまでマイヨジョーヌを着ていたミカエル・ラスムッセン(デンマーク、ラボバンク)をチーム(ラボバンク)が自主撤退させる。理由はツール前の練習場所についてラスムッセンが、チームに虚偽の報告を行っていたため。ドーピングが発覚したわけではないので、事実上の追放？これにより、いままで2位だったコンタドールが繰り上がって首位に。
第15ステージ後の休息日に行われた検査で、イバン・マヨ(スペイン、サウニエルドゥバル)からEPOの陽性反応。ちなみに発覚したのはツール・ド・フランスの終了後(7月31日)。チーム(サウニエルドゥバル)はマヨを即時出場停止処分に。
といった感じ。今後ももしかしたら、新たなドーピングが発覚するかもしれません。優勝者のコンタドールも疑われているみたいだし。今のところ結果順位だけ見ると、ドーピング天国なのはスペインらしい。あとはアメリカとオーストラリアってとこかな。ま、どうでもいいけど。
あと、どーでもいーといえば、コンタドールの眉毛はすげーな。F1のフェルナンド・アロンソの眉毛もすげーけど。すげーゲジゲジ。マユゲかっけー。スペイン人の眉毛には、つねづね感心させられています。本当にありがとうございました(笑)。
あと第9ステージのマークス・ブルグハート(ドイツ、Tモバイル)に続いて、第18ステージでも、わんこにぶつかって落車が発生しちゃいました。27km地点で先頭を逃げるフレデリック・ヴィレムス(ベルギー、リクイガス)が犬に当たって落車し、これにサンディ・カザール(フランス、フランセーズデジュー)が巻き込まれたっていうやつ。これで今大会2度目のわんわん落車ですよ。まぁ、ぶつかった後に犬はダッシュで逃げてったので、命に別状はないんだろうけどちょっと心配。今回のツールはわんこ受難の大会だった事はまちがいない(笑)。
●その他の記事：
・コンタドール優勝に新時代到来の予感、マイヨは動かず(ツール・ド・フランス2007第14ステージ)
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