・秋川雅史「千の風になって」はクラッシックの金字塔?(ベルカント唱法)

 テノール歌手の秋川雅史さん(39)が歌うマキシシングル「千の風になって」の売上が100万枚を突破したそうです。クラシック歌手でミリオンセラーを達成したのは、シングル・アルバムを含めて今回が初めてらしい。これはすごい。まさにクラッシック界の偉業だ〜!!・・・さすがにそれは言い過ぎだけど。しかも曲は全然クラシックじゃないけど。でもまずはおめでとうございます。
 同曲は、2006年5月24日に発売され、その年のNHK紅白歌合戦をキッカケに大ブレーク。2007年1月22日付のオリコンチャートで1位を獲得し、発売から1年3ヶ月経った現在もロングヒットを続けているらしい。しかし視聴率が落ち目だとはいえ、未だに紅白効果はすげーな。DJ OZMA騒動を含めて(笑)。
 ちなみにオリジナルはシンガーソングライター新井満さん(61)…「あらいまん」て読むらしい(笑)…が米国に伝わる作者不詳の原詩を、日本語に訳し、かつ作曲・歌唱したもので、秋川さんの歌はいわゆるカバー曲にあたるそうです。


 しかしびっくりしたな。秋川雅史さんの「千の風になって」は、何度かニュース記事になっていたので自分も「ふ〜ん」ぐらいに思っていたわけですが、まさかミリオンを達成しちゃうとはねー。そんなんちっとも考えてなかったので正直びっくり。完全ノーマーク。あんま音楽番組とか見ないからな。そういう意味では大抵びっくりなんだけどね(笑)。つーか秋川雅史が写真集だしてるのにもびっくり。
 で、あらためて聞いてみたわけですよ。「千の風になって」を。いままでちゃんと聞いたことが無かったんでね。で感想なんですが、結構いい曲だと思います。自分はこういうの好きよ。確かに秋川さんのちょっぴりオペラ風な歌い方が、気に入らない人もいるかもしれないけど。でもどいつもこいつも似たような歌い方ばっかなんで、たまにはこういうのがあってもいいと思う。てか、なんか学校の合唱コンクールとかで歌われまくりそうな曲だな(笑)。
 それにしても「私のお墓の前で泣かないで下さい…♪」って歌い出しがすげーインパクトあるよね。なんつっても「お墓」っていうのがすごい斬新。なんじゃこの出オチは(笑)。出だしのインパクトが強すぎて、その後の歌詞がさっぱり頭に残ってない。まぁ歌詞の内容が英語の原詩を丸パクリなんで、日本のお墓とは違うのかもしれないけど、自分には日本のお墓しかイメージ出来ない。線香と仏花のイメージが頭に浮かんで離れない。困ったもんだ。


 もうねー、これからのCDセールスの狙い目は、やっぱお子様世代か、団塊世代だよ。ここでヒットすると確実に流行る。CDを一番聞きそうな世代は、趣味が多様化して方向性がバラバラすぎだし、なんか聞いたことがない自称アーティストが一杯いすぎて、今後ヒット曲とか生まれそうにない。
 しっかし葬儀場のBGMでかかりまくりっていうのも、なんかすげー歌だな。テンションが下がるっつーか。だいたいお墓の前で泣かないでもなにも、お墓の前で泣いてくれる人を確保するの自体が至難の業だよなー。自分には無理っぽい。だってハードル高すぎだろ。ドラマじゃあるまいし。


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