・堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ(平和への祈り)

 というわけで本日は62回目の終戦の日、正確には「戦歿者を追悼し平和を祈念する日」にして、1945年2月「硫黄島の戦い」⇒3月「東京大空襲」⇒4月「沖縄戦」⇒5月ナチス・ドイツ降伏⇒8月6日広島原爆投下⇒8月9日長崎原爆投下⇒8月15日ポツダム宣言受諾と続いた太平洋戦争が終結した日です。
 この1945年に思いを馳せるとやはり胸が痛い。この年の戦況を知れば知るほど『悲惨』の一言に尽きる。たぶん日本人が一番たくさん死んだ年だろう。
 もちろんそれぞれの立場の正義があるわけで、自分は「戦争=絶対悪」と考えるような人間ではありませんし、戦争が無意味だと思ってるわけでもありませんが、亡くなられた戦没者に対しては、やはり素直な気持ちで慰霊したいと思う。最近の終戦記念日が政治活動や、イデオロギーの宣伝以外に意味がなくなってしまっているのはチョット残念。そりゃあ62年も経っちゃえば仕方の無い面はありますが(笑)。
 まぁ靖国神社なんて行きたい人は行けばいいし、行きたくない人は行かなければいいんじゃないでしょうか。あれってどう考えても騒ぎすぎだと思う。マスコミが朝っぱらから靖国神社に待機して、嬉々として政治家を待ち構えているのを見ると正直しらける。なんで靖国神社が、あんなにも馬鹿げた政治イデオロギーの激突の場になってしまったのか意味がわからん。そこにあるのはもはや慰霊も平和も関係ないっつーか、形骸化した右寄りと左寄りの政治的立場だけじゃん。まぁどっちも程々に頑張って下さい(笑)。


 つーか、自分はこのこの夏一番の酷暑の中、相も変わらず仕事中ですよ。お仕事頑張ってます。未だ夏休みがとれず〜!残念!!世間ではお盆休み真っ只中というか、すでにUターンラッシュが始まっているみたいなんですけどね。自分だけ夏おいてけぼりですよ。大好きな高校野球は、見る前に地元の神奈川代表の桐光学園が負けちゃってるしー(涙)。
 でもお盆の時期の東京は人が少なくて素敵。いつものゴミゴミさがなくなって、とっても機能的で美しい街に見える。このぐらいが丁度いい。この時期はみんな里帰りして、電車は空いてるし道路は空いてるしで最高。夜とかもびっくりするほど涼しい。クーラーがあんまりついてないと、こんなにも爽やかな風が吹くんだなってしみじみ。
 それにしても都内の田舎モンの多さには正直びびる。そして盆と正月にキッチリ里帰りする律儀さにも正直びびる。自分なんかその気になれば自転車で実家へ帰れる距離だからねー。里帰りのありがたみがいまいちよくわからん。でも田舎で過ごす夏休みにはマジで憧れる。やっぱそこには、高い金払って、乗車率200%の満員電車や、50キロの渋滞を覚悟してでも、帰る価値がある何かがあるのだろう。お金では買えない価値が。正直うらやましい・・・。みんながみんな墓参りしてるとは、どう考えても思えないけど(笑)


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