・時津風部屋で17歳力士が集団暴行死(かわいがり)

 2007年6月26日に、大相撲時津風部屋序ノ口力士、時太山(本名:斉藤俊)が稽古中に倒れて死亡した問題で、師匠の時津風親方や兄弟子らが暴行を加えていた疑いが強まり、愛知県警は刑事事件として立件する方針だそうです。
 斉藤さんが「けいこが厳しい。上下関係がきつい。やめたい」などといって、部屋を逃げ出したことに憤慨し、時津風親方がビール瓶で頭を殴り、数人の力士に「かわいがってやれ」と暴行を加えるよう指示、ぶつかり稽古を30分に渡り強いた挙句、倒れた後も蹴りや金属バットで殴るなどの暴行をしたことを認めているらしい。


 当初、時津風親方は「過去にマリファナも吸っていたようだ」「入門してからも、たばこはやめられなかったようだ」「シゴキといったことはやらせなていない」といった発言を繰り返し、力士の死亡と稽古との因果関係を否定、相撲協会は親方の説明に納得し、それ以上の調査をしていなかったようですが、耳が裂け、身体中がアザだらけ、さらに太腿にはたばこを押しつけた痕があるなど、遺族がその死因に不審を抱き、行政解剖を依頼したことから事実が発覚したそうです。


 いやいやいやいや、これは大事件ですよ。角界激震ですよ。朝青龍が巡業すっぽかしたとか、女性客が突然土俵に乱入したとか、そんな事件とはレベルが違う。人が死んでっかんね。時津風部屋の廃業と、北の湖理事長の辞任は避けられないっしょ。
 『以前の記事』朝青龍の謹慎問題では、横綱審議委員会のヒステリックな態度と、マスコミの意味不明なパパラッチにブチギレしていた自分ですが、この問題については、横審はドンドン文句を言ったらいいと思うよ。むしろ推奨。マスコミは真実を徹底追究して、ジャンジャン報道したらいいと思う。
 これはもう角界の体質の問題ですわ。自分は相撲ファンだけど、さすがに今回ばっかりは擁護できない。むしろ相撲協会もこの事実を厳粛に受け止め、他の部屋でも問題がなかったか調査すべきだと思う。これで今後、相撲協会が率先して事実解明しないようなら・・・いや、もはや腐りきってて・・・無理かな・・・○| ̄|_
 それにしても、確かに伝統は大切だとは思いますが、いい加減に伝統を隠れ蓑にした古い体質は、改善した方がいい。高野連もだけど(笑)。


 つーか、時津風親方の事件当初のとぼけっぷりと、相撲協会の知らん顔みたな態度はマジでひどいな。ひど過ぎ。揉み消す気満々だったところが。朝青龍問題ごときであんなにギャーギャー騒いでたくせに、こんな深刻な問題をスルーとはホント恐れ入る。何が品格だっつーの。戦時中の刑務所じゃないんだから、逃げ出した弟子を捕まえて集団リンチとか、どう考えてもおかしいだろ。
 でもこれで遺族が騒がなかったら、単なる事故として処理して、そ知らぬ顔でそのまま相撲を続けてたんだろーなー。これまでも、明るみに出てないだけで、そんな事件がいっぱいあったのかもしれない。こえー。


 もちろん真面目に稽古してる力士もたくさんいるのでしょうし、そういった方たちにとって今回の騒動は、大変気の毒なことだと思っております(重要)。


その他の記事
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 ・ラグビーW杯、日本1次リーグ敗退決定(ハカ・カマテ)
 ・警官が拳銃ライターでふざけていた少年を注意?(事の真相をエグレ)




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