・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」考(イコノロギア)

 現在『フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展』が、東京・六本木の国立新美術館で、2007年9月16日〜2007年12月17日の日程で開催されています。傑作として名高い「牛乳を注ぐ女」がなんと日本初公開!アムステルダム国立美術館が全面改装中とかで、なんか貸し出してもらえたらしい。
 これは謎多きオランダの巨匠画家、ヨハネス・フェルメールの数少ない作品が見れるチャンスなので、興味のある方は是非!!・・・つってもフェルメールの作品は「牛乳を注ぐ女」の1点しかきていないわけですが(笑)。マジで1点だけ。しかもこれ以外の他の作品は、全部タダの飾りです(笑)。
 でも1点しか来てないのに『フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展』って題名をつけちゃうところがフェルメールの偉大なところ。さすがは絵一枚で客が呼べちゃうフェルメールフェルメールすげー。こんなことできるのは、他にはレオナルド・ダ・ヴィンチぐらいしかいない。少なくとも岡本太郎には無理だ(笑)。


 で、この「牛乳を注ぐ女」がどんな作品かというのを、美術鑑賞暦10年のフェルメール美食倶楽部?会員のわたくしめに説明させていただきますと、メイドみたいな格好の人が窓辺で牛乳を注いでる絵です(きっぱり)。
 でもメイドっつってもアキバ辺りの萌えメイドとはわけが違うの。もっとこう農家に嫁いで子供5人くらい産んだ感じのメイドなの。「女」っつーか「おばちゃん」みたいなかんじ。すげーどっしりしてる。んでそのどっしりとした女性が
 「クリームかけに来ましたー」
 「こんちわっ」
 「とろとろとろとろ とっろっり〜♪ ・・・」
 なんつってミルク注いでんの。ミルクポッドに。そのトロトロ垂れてるミルクがすげーおいしそう。もうね、この絵で飯が3杯食える。飯じゃなくてパンか。それはともかく、これは是非とも至高のメニューに追加せねばなるまい。


 ・・・・・えーっと、適当なことばっか言ってすいませんでしたー(笑)。すすめておいてなんですが、自分もまだこの絵を見てませーん(笑)。
 でも『以前の記事』で書いたように、自分はヨハネス・フェルメールの大ファン。フェルメール大好き〜!フェルメール最高〜!冷静に考えても、やっぱ自分史上最高の画家だと思う。反論は一切認めない。これは見に行かねばなるまい。できれば人の少なそうな平日の午前中とかに。だって芸術の秋だしね。
 あとはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と「デルフトの眺望」が見た〜い!見たい見たい見た〜い!美術館関係者はとっとと日本にもってこ〜い!オランダ行ったほうが早そうだけど(笑)。


その他の記事
 ・絵画芸術の寓意(フェルメールの「レースを編む女」に関する偏執狂的=批判的習作)
 ・東京ミッドタウン@ギロッポン(ヴェルファーレの閉店)
 ・これっくらいのお弁当箱に♪(ベイビーキャロット)




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