・オルセー美術館でモネの名画が傷つけられる(カフェ・ドゥ・マゴ)
2007年10月7日未明、フランス・パリのオルセー美術館に、酒に酔ったと見られる男4人と女1人の若者のグループが侵入し、フランス印象派の代表的画家、クロード・モネの絵画「アルジャントゥイユの橋」を殴って傷つけた後、逃走していたことが明らかになりました。
傷付けられた絵は評価額の算定が「困難」とされる名画で、裂けた部分は約10センチにも及び、容疑者はまだつかまっていないらしい。
あーあ・・・・・ひどいことするなー、どうするんだろこれ。修復は可能らしいんでとりあえずはよかった。でもまー人類の至宝といっても過言ではないからね。こういうものは大切にしないと。「評価額の算定が困難」は、どう考えてもいいすぎだけど(笑)。
だってモネの絵なんてそこらへんにゴロゴロしてっかんね。日本にも結構あるし。印象派の美術展が開かれたら、絶対に数点はお目にかかれる。フェルメールが来る前の国立新美術館では「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」がやってて、モネの絵がごっそり集まってたくらいだし。
だいたいオルセー美術館なんて歴史的絵画が飾りきれなくって、倉庫にゴロゴロしてる状態だしな。日本でも毎年どこかで印象派展が開かれてるくらいだし。ちょっとくらい日本に分けてくれよ〜みたいな。だからそんなに悲しいかと聞かれたら、正直そうでもない。むしろどっちかっていうと、保険金がいくら位なのか気になる。てか、いっくらなんでも、オルセー美術館は警備あますぎだろー(笑)。
だいたい自分は、あんまりモネが好きじゃないんだよねー。日本にはモネや印象派が大好きな人がすごくいっぱいいるので、そういう人を敵に回す気はないわけですが。モネのあのモニョモニョしたタッチが、どうにもイラッとする。マネだったらもう少し悲しかったんだけど(笑)。とりあえずモネで見たいのは「印象・日の出」と「ラ・ジャポネーズ」ぐらいだな。あとはオマケでみれればいいわ。
つか自分は近代美術があんまり好きじゃないんだよね。もしこれが15〜17世紀の絵画だったらたぶん悶絶して悲嘆に暮れてた。かけがえの無いものを失った悲しみに3日間ぐらい鬱になってたと思う。
現代絵画なんつったら、もはや自分には理解不能。どーでもいいわみたいな。だってどうみてもアイデア勝負みたいになってっかんね。デュシャンとかポロックとかウォーホールってすごい微妙だよね。絵なのかなんなのかすら、よーわからん。ぶち壊しといて「これが新しいアートだ」とかいわれたら、納得せざるをえない感じだし(笑)。ま、今回の件も現代美術の新しいアート表現なのかもしれない。
●その他の記事:
・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」考(イコノロギア)
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・おフランスのお料理(神の雫)
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出演: ジュリアン・グローヴァー; リチャード・アーミテージ; チャーリー・コンドウ; ジェイムズ・ランス; ウィル・キーン
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