・英会話のNOVAが会社更生法申請(No problem, I am NOVA)

 2007年10月26日、「駅前留学」などのフレーズで英会話を身近にした、英会話最大手の株式会社NOVAが経営破綻し、大阪地裁に会社更生法の適用を申請しました。負債総額は約439億円。今後は経営再建の道を探るそうですが、1ヶ月の間にNOVAを支援するスポンサー企業が現れない場合、破産手続きを視野に入れているそうです。


 ありゃりゃ、破綻しちゃったよ。前から騒がれてたんでついにって感じだけど。これは結構、規模がでかいな。でも経営再建は無理っぽい。なんせ負債が約400億円超だかんね。しかも実は約700億円て話もあるし。まあこれだけ未払い金があったら、普通はスポンサー企業も手を上げないっしょ。
 しかも同業他社(ECCやジオスやイーオンやベルリッツ)に比べて、NOVAはかなり規模がデカいらしい。2位のECCの3倍の規模らしい。もっと小さければ喜んで他の同業他社も受講生引き受けとかするのかもしれないけど、これじゃ吸収するのもむりでしょ。倒産確定でしょ。
 自分は英会話事業は、今後もかなり魅力的な市場だと思ってるんだけどね。なんせ最近、イギリスやフランスでは自国で働くのに一定の言語の実力を求めたりしているからな。英検2級ぐらいの実力ないと英国で働けないんだって(笑)。そんなこんなで、もうちょい負債と規模が小さければ、他の企業も喜んで買い取ったと思うんだけどね。この負債を全部キレイにして、なおかつイチから経営立て直すのはかなり難しい。これはもはやすでに完璧に手遅れです。


 全国には約30万人もの受講生がいて、授業料のかなりの額が前払いとかされてるみたいですが、これもどうやら戻ってこないっぽい。なんか50万円とか70万円とか前払いしちゃっている人もいるらしいけどね。ついでに4000人のガイジン講師の給与未払い問題も起きてるらしい。しかもこっちは社会保障適用外らしく、失業保険も貰えないっぽい。なんかもう無茶苦茶だな。被害者の悲鳴が聞こえてきそう。
 でも破産して残余資産の分配っつっても、どう考えてもNOVAにはあんま資産なさそうだしな。受講生やガイジン講師が救済される道はなさそう。お先真っ暗。かわいそうに。株主含めてご愁傷様です。
 っていうか、NOVAの猿橋望・前社長(10月25日付で解任)は、自分が理事長を務める財団法人に対し勝手に約1億円の寄付をしたり、2007年4-6月期の四半期業績開示で粉飾決算したり、英領バージン諸島の法人から約64億円の不正融資したり、怪しさ炸裂しまくりなんですけど(笑)。
 しかも猿橋望氏が持ってた7割超の株式が、9月30日には2割弱と、わずか半月の間に保有率大幅低下してたらしい。この社長いつのまにか売り抜けてるー(笑)。これはインサイダーかな?しかも株式売買の報告義務を怠ったらしい。これは金融商品取引法違反だろ。やべー、もしかしたら逮捕されちゃうかもしれんね(笑)。


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