・ブルーギルのジェノサイド大作戦(サラマンダー☆)

 2007年11月11日、滋賀県大津市の琵琶湖畔で開かれた「全国豊かな海づくり大会」の式典に天皇、皇后両陛下が出席され、「外来魚の中のブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したものであり、当初、食用魚としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、今、このような結果になったことに心を痛めています」とのお言葉を述べられました。
 琵琶湖には1960年代にブルーギルが侵入し、90年代には爆発的に増加。モロコなどの在来魚の漁獲量激減の原因となったらしい。ブルーギルの繁殖力と生命力、捕食力は日本の池や湖の生態系には十分脅威で、生態系維持と漁業の観点からかなりの問題とされているらしい。


 ちなみにこのことには自分も心を痛めてる。だって自分もさー、種の保存とか大切だと思うわけ。生態系の保持とか真剣に考えてるわけ。なんせオオウミガラスのかわいそうな運命を本で読んで、涙を垂れ流して泣いたかんね。ダダ泣き。今思い出しても涙が出ちゃう。オオウミガラスカムバァーック・・・・・(涙)。
 ま、それはそれとして、人間は罪深い生き物ですよ。ホントに。人間の勝手な都合で、罪なき生物を絶滅に追いやるなんて。そりゃね、生きとし生ける生物はいつかは死に逝く運命なわけですよ。自分も生物が100万年単位の長さでゆっくり絶滅するのは仕方がないと思う。思うんだけど、やっぱ人為的な絶滅はなるべく避けたいと思うわけ。自分なんか自然のバランスと栄養バランスは、なるべく崩したくないわけ。あ、栄養バランスは、この際あんまり関係ないんだけど。
 そう考えるとやっぱヤバイよ、ブルーギル。奴らのせいで日本の水辺の生態系が一変してる。もはや自然のバランスが崩れて、いってみれば支離滅裂状態なわけ。しかもこいつ等がこの先どんな悪影響を与えるのか、本当のことは誰も予想もつかないの。これって実はすごく怖い事だと思うんだよね。


 だってすげぇよブルーギル*1ブルーギル半端ない。あいつらはアメリカ生まれの生粋のワル。いってみればシカゴマフィア。日本の暴力団なんて目じゃねーの。やつらが通り過ぎた後は、草木一本、虫けら一匹残らないらしい。マジヤバイ。しかも駆除しても駆除してもぜんぜん平気。どんどん増える。「もういい加減ウザイよ!いいから死んでくれよ!」って泣いて頼んでもぜんぜん気にしない。増えまくり。話し合いも、憲法九条もぜんぜん通じない。
 しかもどんな劣悪な環境でも生きていけるらしい。たぶん大阪でもヨハネスブルグでも大丈夫。リアル北斗の拳だね。真のワルってのはブルーギルみたいなヤツラの事を言うんだろうな。しかも日本の河川や湖沼も、もうすぐ征服されちゃいそうなんだって。このままだと日本征服完了ですよ。あちゃ〜。これはヤバイ。助けてー。早く助けてー。


 ・・・つーわけで、いいかげん、誰かブルーギルをどうにかして〜(笑)。


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*1:ブルーギル」―それはアメリカに君臨する邪悪なる魚。彼らはその想像を絶する獰猛さで他の魚を喰らい、生活廃水で汚染された水でも生息できる適応力を備え、恐るべき繁殖力でかの地の河川や湖沼を支配している。やがて時は1960年代。その恐怖がついに日本をおそう…。ヤツらははるばる海をわたり、日本の魚を餌食にし、川や湖を破壊し始めたのだ!雑食性で何でも食い尽くし、その適応力であらゆる水辺に住み着くブルーギル。ヤツらは日本で加速度的に繁殖し、生きるために他の魚を喰らい続けるのだー!どうなる日本!!・・・以上、さくっちょ風