・福田首相のほろにが外交デビュー(この国のかたち)

　とりあえず最近の政治の近況のまとめです。

　といってもあんま書くことないんだけどね。福田首相になってからは特に何もしてないし。すんごいこう着状態。しいていえば党首会談ばっかりやってる。新テロ対策特別措置法案はやっと参院で審議入りしましたが、そこでも額賀スキャンダルで審議ストップ中ですよ。福田首相は、2007年11月16日に行われた日米首脳会談で、米国から新テロ法案の成立についてかなりキツク言われたみたいだけど、まったく打つ手なしですわ。「何とか協力を頼む」と野党にお願い一辺倒らしい。
　まあね、これは福田首相が悪いというわけでもないので、チョットかわいそうなところがありますが、こんな調子がしばらく続くと思うと、さすがにゾッとする。なにこの我慢比べ。重要法案がサッパリ通らないとか、どう考えてもヤバイって。公務員の天下り規制法も、在日米軍再編問題も、まったく進展なし。これじゃ消費税の増税なんて夢のまた夢だろ。景気回復も米サブプライム問題に足を引っ張られて、もはや財政破綻へまっしぐらですよ。まぁ地方自治体から、次第に潰れていくんだろうけど。
　しかし安倍首相のときみたいなマスコミバッシングは全くなし。すごく穏やか。額賀福志郎財務相の不祥事も怖いくらいにスルー。事実を淡々と伝えている。安倍ちゃんの時は、「またもや閣僚の不祥事発覚！」って鬼の首でもとったように大騒ぎしたのに・・・。支持率がちょっと下がっただけで「国民が安倍内閣にNO！」みたいに喜んでたのに・・・。なんで？すごい不思議(笑)。

　外交のほうでも、ブッシュ米大統領と初の首脳会談はすごい溝らしきものがあったし。小泉首相や安倍首相の最初の訪米の時のようなキャンプデービッドでの接待がないどころか、ホワイトハウスでの夕食会もなしっすよ。やっぱホワイトハウスはあからさまだね、てか、アメリカ人があからさまなのか。親米かどうかでわかりやすい区別を見せ付けている。
　北朝鮮に対するテロ支援国指定解除についても、結局のところ溝は埋まらなかったみたい。どうやらブッシュは指定解除する気マンマンらしい。あと1年ちょっとの就任期間中に、北朝鮮の核問題でなんとしても成果を挙げたいらしい。海自補給活動はいつ再開できるか見通し不透明だし、これはしょうがないか。それにしても、米国産牛肉の輸入問題は相変わらずすごいな。肉、肉、肉、肉、言うてるからな。ブッシュは。とりあえず肉買えって。何はともあれ買えって。そんなに「肉」って重要なのか？(笑)

　その後、2007年11月20日、21日にはシンガポールで東アジア首脳会議出席したらしいですが、こちらはまあ、いつもどおりというか、なんというか、福田首相の無口ぶりも手伝って穏やかに終ったみたい。とりあえずミャンマーのテイン・セイン首相との会談で、映像ジャーナリスト、長井健司さん射殺事件の遺憾の意を伝え、インドのマンモハン・シン首相との会談で、日印関係の強化を確認し、韓国の盧武鉉大統領とは歴史問題について話したんだと。
　あと中国の温家宝首相との会談では、年内にも訪中する意向を表明し、胡錦濤国家主席の来春訪日に向けた調整を話したらしい。東シナ海ガス田開発問題は棚上げだって。ここだけ福田首相は終始にこやかだったらしい。さすが中国大好き福田首相。てか中国現指導部の日本重視の姿勢は、さすがにちょっとキモイ。狙いは何？(笑)

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