・医龍-TeamMedicalDragon2-最終話ドラマレビュー(KARTE:11)

 医龍2の感想文、今回は第11話です。最終話です。ずいぶん長かったな。ひさびさにテレビドラマをまともに見た。つか、疲れた(笑)。3ヶ月は長いわ、やっぱ。あと今回は最終回だけに、手術シーンがいつも以上にグロイかった・・・・キモかった・・・・・いつもの3倍は内臓見えてた。晩飯食べる気なくなったからね。マジで。あと夏木マリちゃんこええええ(笑)。
 それからあの「北洋のダメ連中?出来るわけないよなぁー」「できんのー?むりむりぃー」みたいにいう脇役の医局員と看護師はすげぇ重要だな。自分も今まで、ずっと何かが足りない、足りないって思ってたけど、足りないのはキミ達だったよ(笑)。とはいえ今回はちょっとギャラリー多すぎ。お前らちゃんと働けっつー。
 しかも手術に成功したら、最初から成功するってわかってましたぁ〜♪みたいに拍手喝さいですよ。花道とか作っちゃってね。病院のメンバー総出で、芸能人の出待ちみたいになってた。だからお前ら全員、ちゃんと仕事しろっつー。てかチームの連中は、卒業式みたいにあのまま家に帰ったのか?意味わかんねぇー(笑)。


 今回はついに集結した、阿部サダヲ曰く「最強のチーム」が、大人の心臓をゆーたくん9さいに移植、しかも、生体肝移植と同時に行うという、誰が見ても無理っぽい手術をむりくり行うことになったわけですが、なんかもう何でもありだな。ほんとに。山野会長とか人工心臓つけられて、最後は改造人間みたいになってたし(笑)。で、時間がないってことでサクサク手術を進めていくわけですが、肝臓移植だけさっさと終わってたところが笑えた。んで癒着剥離が間に合わない、時間がなーい!って煽ってる最中に、いきなり「癒着剥離終了」とか宣言して、手術をパッタリやめて、妙にマッタリし始める坂口憲二
 なに?なんなの?頭おかしくなったの?っていうね。医局員も騒然。佐々木蔵之介も「どうした朝田?」みたいな。高橋一生も「もういい、オレがやる!」って逆切れしてました(笑)。それでも坂口ガン無視ですよ。しばらくぼーっとしてんの。でね、結局は小池徹平の持ってきた移植心臓が到着してから、ピギーバッグ式の心臓移植やるって言う話になるんですが、やるならやるで、待ってる間になんで説明しないのかがさっぱりわからん。だったらすぐにみんなに説明すればいいじゃん。あのタメ時間は何?必殺技でもだすのか?みたいな。昇竜拳とかやってくれたら面白かったのに(笑)。


 んでね、無事手術が終わったとおもったら、やっぱりピンチ発生。今度は心室頻拍(VT)だって。すごい心臓がピクピクしてた。電気ショックをドーン!ってやってもダメなの。そしたらまたもや、手術をパッタリやめて、妙にマッタリし始める坂口憲二。今度はいったいなんだよ!みたいな。もうね、こちとら江戸っ子だからね、時間がないっていうのに、いちいち沈黙されるとだんだん腹が立ってくんだよね。いい加減にしろみたいな。江戸っ子じゃないけど(笑)。
 でまぁ結局のところ、触診で問題部位を発見しクライオアブレーションだかなんだかいう、冷凍ガス噴射で見事に手術成功してました。・・・うーん、最終回だから、ここでもう一発、オマケでピンチのゴリ押しが欲しかったかなー、自分としては。またかよっ!って言いたかった(笑)。
 あと、内田有紀がひとしきり自分の出自を語った後に、いきなりその場からいなくなって、したら代わりに北村一輝が登場してたんだけど、一体こいつは何者なの?医龍1を見てないから、こいつの立ち居地がさっぱりわからん。もうちょいちゃんと説明してくれ。偉そうに登場して、手術にいちいち難癖つけて、あげく「忘れてたよ・・0.1パーの可能性を100パーにする男だった・・・朝田龍太郎」だって(笑)。どう考えても痛い。


 あとパーティ中だった岸部一徳のほうはね、心肝同時移植が成功して、その発表をしようとしたら、一徳の悪事をスッパ抜いた週刊誌がスクリーンにデカデカと映されて、要するに失脚しちゃってやんの。ありゃりゃ。内田にハメられちゃったよ(笑)。てか、ゴールドバーグブラザーズ代表、ダグラス・ウィリアムズは結局、最後までしゃべらずに半笑いしているだけだったな・・・ナニあの痛い演技・・・つか、あれで結構重要な役だったのね(苦笑)。
 でもさ、トップの不祥事がばれて、そのままハイソウデスカってなるわけねーじゃん。何事もないわけねーじゃん。マスコミ挙げての一大スキャンダルに発展して、坂口の医師免許剥奪はまだしも、間違いなく移植施設の認可は取り消しされて、てんやわんやだっつーの。メディカルシティ崩壊するっつーの。あんなに丸く収まるかバカ。でも、一徳の妙な腰つきの「レッツパーティー」とバーコード院長の「グッバイ」には笑った。キモくて(笑)。


 でまあ、最後は異常に地味なクリスマスパーティー開いて、改心した内田は明真大学付属病院のオーナーになって、バーコード院長も北洋病院の院長を続けられて、一徳はアメリカでボコボコにされて、アロワナはどっかに売り飛ばされて、坂口は「このチームは最高のチームだ」とか言っときながら、またもやチームほっぽらかして、どっかの海外に旅立たとさ。メデタシメデタシ・・・ってよくあるパターン・・・・・なんか続編作りやすそうな・・・・・。
 えっとね、自分の最後のシメがしょぼいのは、自分のせいじゃないから。医龍のラストがショボかったせいだから。・・・・・とはいえ、く、くるしい・・・・・(笑)。


その他の記事
 ・医龍-TeamMedicalDragon2-第1話ドラマレビュー(KARTE:01)
 ・医龍-TeamMedicalDragon2-第10話ドラマレビュー(KARTE:10)
 ・NHK紅白歌合戦出場者決定(ビッグバンうれしす)




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出演:乃木坂太郎, 稲森いずみ

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