・穀物価格の高騰と食糧危機の恐れ(サクノスを除いては・・・)

 2007年12月17日、国連食料農業機関(FAO)が「貧困国37カ国が、穀物価格の高騰や戦争・災害による食糧危機で、早めに対策を取らなければ暴動や飢餓が起こる可能性がある」と警告を発したらしい。FAOが集計している「世界食料価格指数(FPI)」が今年に入って40%も上昇しちゃったんだて。昨年も9%上昇したので、一昨年にくらべて約2倍ですよ、2倍。2倍はきついな、2倍は。いわゆる低所得国家は大ピンチですよ。なんせ生きるか死ぬかの問題だからな、食料問題は・・・・・あんま笑えねぇ・・・・・。日本はまだいまのところ、札束で顔をひっぱたけばなんとかなってるんだけどねえ(笑)。
 世界の穀物在庫も過去30年で最もひっ迫しているらしい。相場高騰の理由としては、オーストラリアなど主要輸出国における悪天候、インドや中国などの発展途上国における急速な需要増加、米国でのエタノール需要増などが挙げられていますが、牛に食べさせる飼料代なんかも高騰しちゃって、乳製品や、食肉も爆上げしちゃってっかんね。高騰祭りでんがな。高騰ワッショーイ!(笑)


 小麦相場も史上最高値を更新中ですよ。17日のシカゴ商品取引所の小麦相場はついに一時1ブッシェル*1=10ドルを超えちゃったらしい。香川県民、うどんがピーンチ(笑)。大阪府民、たこ焼きピーンチ(笑)。なんせ主食だし・・・・。その他、大豆も過去30年間で最高に、トウモロコシやコメの相場も軒並み大幅高。こりゃいくらなんでも投機しすぎだバカ・・・マネーゲームも大概にしろよ・・・ちっとは考えろよ・・・これだから市場経済ってやつは・・・(苦笑)。
 日本でも政府が製粉会社に売り渡す際の小麦の価格を、2008年4月にまた値上げするらしい。約20-30%ぐらい。今年10月にもすでに10%値上げしていますが、またもや、パンやめん、菓子類などの大幅値上げは確実です。アイタタタ・・・・。てか、原価が倍以上になってるのに、この程度の値上げで済んでるのも、それはそれでどんだけって思うけどね、ある意味(笑)。


 ちなみにコメ先物も100ポンド(約45.4キロ)で13.33ドル(約1511円)だって。これは高・・・・・いのか??なんか普段5キロで1000円ぐらいのコメ食わされてると、めっちゃ安い気もする(苦笑)。ちなみに日本のコメ相場は、このところ下落続きで、今年も23万トンの供給過剰が発生中。今年10月の落札加重平均価格は去年同月より8.1%下がって、60キロ当たり1万4397円だって。日本のコメたけええええええ!おにぎりうめええええええ!
 てか、世界相場の10倍とまではいかないけど、そんくらい。日本のコメ価格。国際競争力の欠片もないな。もうね、アホかっちゅう。とはいえ最近はもうね、戦後60年以上も守りつづけてきたコメ自給率100%もですね、それはそれでいんじゃないかと。こんなんがあってもいんじゃないかと。コメ相場はね、長年かけて日本人が作り上げた完璧な結界ですよ。完全結界。夢と理想と金と利権とその他多くの犠牲の上に成り立っている悲しみの結界。最近は世界の国々も、文句を言うのをやめてしまった。日本人にとってコメはやっぱり特別なんだろう。そのうち自分の重さに耐え切れなくなって崩れるのかもしれないけど、それまではね・・・・。昔は利権に腹を立ててた事なんかもあったけど・・・・。よごれちまったな、自分・・・・・(涙)。


その他の記事
 ・2007年日本経済総括(大納会)
 ・それがゆとりクオリティ(OECD学力調査)
 ・値上げキャンペーン実施中(パンがなければ・・・)




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*1:単位:ブッシェルとはヤード・ポンド法における体積の単位で、特に穀物の計量に用いられるそうです。1ブッシェルは約8ガロンと定義されるが、他の体積の単位と同様に、アメリカとイギリスで値が異なるらしい。適当だな、オイ(笑)。だいたい36リットルぐらいだって。