・シスターコンプレックス(ミトコンドリア・イブ)

 英国で互いの存在を知らずに育った双子の男女が、血のつながりを知らないまま結婚。その後、身元が判明して「近親結婚」にあたるということで、裁判所に婚姻を無効にされたっていうのが、ニュースになってて笑った。なんか、マンガとか、昼メロみたいだな(笑)。双子に生まれて、そうとは知らずに育って、偶然出あって、好きになって、結婚しちゃうとか、もはや奇跡だろ。っていうか、運命だろ、これ。なのに引き離されちゃうとか、かわいそうな話だ。
 でも、結婚した後になって、いまさら「双子だからダメです」っていわれてもね。とりあえずは血縁なので、忘れるってわけにもいかないし。とはいえ今後は理性が邪魔して、フツーにセックスとかもやりづらいし。どう処理するんだろう、この恋愛感情を。いっそ子供でもできてたほうが、割り切れてよかったんじゃないの?って気がしないでもない。子供に劣性遺伝の病気が出やすいって話だけど。でもどの程度の確率かは、分かっていないらしいしね。てか、すごい展開すぎて笑った。こんなことってあるんだなー。


 なんか2人がいうには「お互いに避けがたい魅力を感じた」らしい。これは・・・・・意気投合しまくりじゃないっすか。やっぱり双子って気が合うのか?考え方も似てるのか?ということはやっぱり、兄弟姉妹でも知らずに別々に育てば、けっこう互いを意識しちゃったりするのかな。気が合いそうだし。そしたら恋愛感情とか育ったりするのかな。いやむしろ、シスコンやブラコンな人んて、自分が知らないだけでけっこういるのか?近親相姦なんて、よくある話なのか?タブーで表に出てこないだけなのか?そう考えるとちょっとこえーな。
 逆に血が繋がってなくて、親同士が再婚とかそういう場合は、別にフツーに恋愛感情が生まれてもおかしくないって事か。でもあんまりそんな話も聞かないけど。これはどういうことだろう。やっぱり「家族」っていうキーワードは、恋愛の価値観を台無しにするのかな。長期間一緒に暮らしてると、恋愛感情は薄れるってことか。何でもかんでも知ってると恋愛にならないってことか。まぁ、恋愛感情とはまた別のアイが育つのかもしれないけど。そう考えていくと「恋愛なんて一時の気の迷いで精神病の一種」というコトバも、やけに説得力がある(笑)。


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