・ラーメンは国民食なのか？(チャルメラホーン)

　ラーメン(拉麺)といえば、中華そばや支那そばなどとも呼ばれる中国起源の食べ物なわけですが、今やすっかり国民食っていうかソウルフードの地位をほしいままにしている。もはやカレーとならんで、日本起源じゃないのに、日本の代表的な食ベものになっちゃってる。インスタントも含めてね。いやインスタントは確実に日本起源なわけですが(笑)。
　にしても、これまたずいぶんと愛されてんなラーメン。ラーメン番組なんて、すごい視聴率を叩き出すみたいだしね。大食い選手権の最後は、なぜかいっつもラーメンだし。『麺食修行』とかいって、1日にラーメンだけを3食食べる人もけっこういるみたい。日本にはどれだけたくさんのラーメン好きがいるんだよっていう。
　しかも今や世界中で大人気らしい。外国ではなぜかオシャレな食べ物と認識されて、デートコースの定番のひとつになっちゃってるんだって。ホントかよ。しかもカップラーメンはヘルシーってことになってるらしい。どこがじゃっていう。ちなみに日本で初めてラーメン食べたのは水戸黄門らしいよ。真実の程は知らないけど(笑)。

　そんでさー、自分の知り合いにも3度の飯よりラーメンが好きなラーメンマニアがいて、お昼に油断してると、すぐラーメン屋に連れて行かれるわけですよ。「今日のお昼はラーメンにしよう♪」とかいって。「あー、これきた。またきた」みたいな。どう考えても3日前に行ったばっかなのに。ラーメンなんて2週間に1回食べれば十分だっつーの。しかも食べてる途中で、急にラーメンの美味い・美味くないという話をされたりして困る。食べてる店はいつも一緒なのに。
　でね、この前なんか自分がチェーン店のラーメンがおいしいなんていっちゃったもんだから、そりゃあもうすごい剣幕であーだこーだ言われまして。「でも手打ち麺でつくっているわけでもないんだし、あんな単純な食い物のいったいどこに凝るところがあるのかわからない。出汁やスープの作り方だって、いってしまえばシステマチックだし。それならチェーン店だって十分おいしいんじゃないの？何が違うの？」って聞いたんだけど、そこのところには答えてもらえず、その人が言うにはとりあえず自分はラーメンのなんたるかが、全然わかってないんだって。えぇー・・・・・。
　ちなみにその人は、休日にラーメン屋をはしごしてるらしい。でね、この寒い冬空の下ぼーっと3時間ぐらい並んでいるという、尋常ならざることになっているらしい。なんか笑えるよね。つーかありえない。

　とはいえ、こんなに寒い日が続くと、やっぱりラーメンはすごくおいしいよね。体が冷えきっているときの、ラーメンのあたたかさやおいしさは格別。夏はウンザリするけど。ちなみに自分が世界で一番愛しているラーメンの味は『味噌バターコーン味』です。つまりわかりやすく言うと、味噌ラーメンにバターとコーンのトッピングが乗ってるだけなんだけど。でもこの「ミソバタコーン♪」ていう、そのイントネーションが好きなのだ。なんとなく笑けて。あと北海道の大自然を満喫できる感じがして好き。こっちもなんとなくだけど(笑)。
　だから「ねぎチャーシュー醤油ラーメン」が食べたいにもかかわらず「ミソバタコーン♪」っていっちゃうんだな、コレが(笑)。でも食べてみると、これがけっこう腹に来たりして。とくにあの無駄に山盛りなコーンともやしがね・・・・・。でね、お腹ペコペコで喜び勇んで「ミソバタコーン大盛りっ♪」とか頼んだのに、食べ終わったら、おなかがいっぱいで、ものすごく苦しくて、つまりは不愉快になったりもする。「うぇー気持ち悪りぃー」って。でね、ウエストがきつくて、仕事をする気もせずに、ダラダラしてしまうという。つまり自分のお昼はいつもこんな感じ(笑)。

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