・東芝が次世代DVDの規格争いで万事休す(ブルーレイ圧勝)

 2008年2月16日、東芝が次世代DVDのフォーマットとして普及に努めてきた「HD DVD(HD)」の生産・販売事業から撤退、再生機器類の製造を停止する方向で検討に入ったことが、一部マスコミにより報道されました。これで新世代DVDの規格をめぐって行われていた熾烈な主導権争いは、ソニーなどが推す「ブルーレイ・ディスク(BD)」に一本化される見通しとなったもようです。
 いちおう東芝からの正式な発表はまだなく、とりあえず決定ではないらしいのですが、まーね、もはや「Blu-ray Disc」はシェアの90%以上を握ってしまっているらしいので、どっちにしろ負けは負けかな。技術力の問題というより、宣伝とか販売のマーケティングの部分で完敗だったらしい。かつてビデオテープの規格を舞台に起きた「VHSvsβ戦争」の再来と呼ばれたわりには、最後はやたらとショボかったな。
 とはいえ正直なところ、自分が買う前に規格が一本化されて、よかったよかった(笑)。すでに買っちゃった人は、ご愁傷様ですとしかいいようがない。とはいえまあ、今すでにHD DVDプレイヤー持ってる人は、きっと金持ちかAVマニアだろうし、あまり同情する気もなーい(笑)。


 にしても今年の1月には「まだ負けたわけではない。HDの技術的な優位は変わらない」ってうそぶいてたくせに、、やけにあっさりした引き際だな東芝。ここまで粘ったくせに。SEDディスプレーをキャノンに押し付けてさっさと撤退した時もそうだけど、東芝ってこういうところがあるよね。とはいえ、被害はたったの数百億円の損失で済んだらしいし、このまま続けててもジリ貧だっただろうし、さっさと撤退してよかったんじゃねーの。とても現実的な判断だと思う。
 てか、だったら2005年に素直に和解しとけばよかったのによーっていう。なんで当時はあんなに強気だったんだろう東芝?つうか陣営見てもソニー・松下・シャープ・日立陣営と東芝NEC・三洋陣営じゃあ、どう考えても東芝陣営が負けるだろ。援軍弱すぎだろ。NECとか三洋なんて空気みたいなもんだし。つーかマイクロソフトは一応、東芝陣営だったみたいなのですが、なんもしなかったし、予想以上に役立たずだったな(笑)。
 つうか消費者をまきこみすぎだっつー。まあコレが市場原理といえばそうなのかもしれないけど。なんせ世界中の消費者を巻き込んでたからな。ガイジンからしたらはた迷惑な話だったろ。日本人にとってもそうだけど。てか下手すっとアメリカ人とかに訴訟起こされかねないところではある。でもこれも毎度のことか(苦笑)。


 まあ、アレだ。自分みたいなド素人に言わせれてもらえば、普通のDVDとブルーレイは容量以外何が違うのかさっぱりですよ。現状の映像がちょっと綺麗になったぐらいじゃねーの?みたいな。自分なんて相変わらずVHSのビデオテープの3倍モードで十分だからなあ。次世代DVDっていわれてもね。だって自分ちなんて、基本的にモニターがそんなに大きくないし。画像がキレイったって、モニターちっちゃくて、解像度が悪かったら意味ねーし。ぶっちゃけ地デジも、今の自分にはぜんぜんいらん(苦笑)。やっぱりブルーレイを堪能するにはハイビジョンモニターは必須だな。
 HD-DVDプレーヤーを投げ売りしてくれたら是非とも買いたいな。DVDプレーヤーとして(笑)。あと東芝はブルーレイ売り出すのはいいけど、ちゃんとHD-DVDも録画再生できるマルチプレイヤーで発売しろよなー。


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東芝 (2007/11/30)

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