・イージス艦と漁船の衝突について(10ノットで航行中)

　2008年2月19日未明、千葉県野島崎沖で、米ハワイ沖でのミサイル発射試験を終え横須賀港に入港する予定だった、海上自衛隊の最新鋭イージス護衛艦「あたご」と、千葉県勝浦市の地元マグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故が発生しました。これにより漁船に乗っていた、吉清治夫さん、哲大さん親子は、海上に放り出されたまま以前行方不明で、捜索活動が続けられている状況です。

　まあ、アレだ。世間でかしましく騒いでいる、イージス艦と漁船のどっちが悪いのかという責任問題についてはね、そりゃどっちも悪いだろっていう。両方とも動いてたわけだし。事故を防ぐにはお互いの船が注意するしかない。とはいえ漁船にのっていた2人については、助かる見込みはかなり薄い状況なので、今後はイージス艦の乗組員にどの程度の過失があるかが焦点になるとは思う。
　この点、米軍艦なんてね、漁船なんぞはガン無視するみたいなんで、かならず漁船の方がよけるみたいなのですが、日本の護衛艦はそのへんが優しいというかなんというか・・・・・ちゃんとよけてあげるみたいなんだよね。その中途半端な優しさがアダとなってしまった可能性もあるかな(苦笑)

　それとは別の次元で、イージス艦よええええ(笑)。これで最新鋭ってちょっとびびる。そらね、ハワイ帰りということで、乗組員も疲れていたかもしれないし、作戦行動中ではないということで、注意もおろそかになってたかもしれないけど、それにしてもねぇ・・・・・あんなに簡単に船にぶつかられても・・・・・もしもあの船が爆薬を満載した船だとしたら、イージス艦沈没しとるちゅーねん。そんなテロがあったらイチコロじゃないっすか。最新鋭のくせに。1,400億円もするくせに。テロとか想定してないのか？おいおい、勘弁してくれよっていう(笑)。
　もうイージス艦なんつったら、ミサイル防衛計画(MD)のかなめで、専守防衛しかできない日本にとっては、とっても重要な船なわけですよ。特に核ミサイルに対処するには。ついこのあいだも模擬弾道ミサイルの迎撃に成功したってんで、ワイワイ喜んでいたってのに。でも核ミサイルには強くて、漁船に弱いってちょっとウケる(笑)。

　まぁ一応は最新鋭の戦艦なんでね、軍事機密もいっぱいあるだろうし、マスコミが不透明だとわーわー騒いでも、そらー言えないこともいっぱいあるとは思う。このへんの機密については、自分は納得している。むしろ機密が漏れすぎなところを心配しているぐらい(笑)。日本の自衛官はホント、情報漏洩や軍事機密についてちゃんと考えておいた方がいい。もちろん自衛官だけじゃなくて、すべての平和ボケした日本人もだけど(笑)。

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