・史上初の黒人演歌歌手デビュー(ジェロってなんジェロ)

 2008年02月20日、日本で初めての黒人演歌歌手ジェロ(26)が、シングル「海雪」でデビューしました。しかもものめずらしさも手伝って、25日に発表された3月3日付オリコンシングルランキングでは、初登場でいきなり4位ですよ。4位ってすごいな。2.8万枚って聞くとショボいけど(笑)。いちおう演歌・歌謡アーティストとしては、デビュー初登場記録で歴代最高らしい。
 2月20日のHMV渋谷での記念イベントでは「海雪」を、ヒップホップダンスを交えて歌ったらしい。そのギャップが大受けだったらしい。演歌とヒップホップダンスのコラボレーションとか、もはや意味がわからん。なにそれ?もう興味持ちまくり。ジェロみてえ!自分はけっこう新モノ好きなので、なんかこういう話題には色めきたってしまう。よし、がんばれ。自分は応援するぞ!ていうか、日本人てこういうの大好きだよね(笑)。


 そもそも黒人が演歌を歌うという、この発想がすごい。いやまあ、相撲界とかね、もうすでに両横綱も外国人だし、神社の神主の外国人もいるぐらいだし、世はおしなべて国際化だし、こんな日がくる事は10年位前から予想しててもいいことだったんだけど、黒人がド演歌を歌うって発想はさすがになかった。考えたこともない。ちょっとショック。その手があったかって(笑)。
 これはもしかしたら、低迷する演歌界の救世主となりえるかもしれない。それどころか、いまのところ日本食も、ジャパンアニメも、だんぜん世界を席巻しているからね。これはもしかすると世界の「ENKA」もいけるかもしんないな・・・・・てか、それないな、うんうん、それはない(笑)。
 ちなみに、彼は2003年に演歌歌手になる為に来日したそうなんですが、祖母と母はジェロに「大きくなったら日本に行って演歌歌手になってね」と、夢を語りかけていたらしい・・・・・なーんか、うそくせぇー(笑)。まぁまぁこの手のお涙頂戴的な、いってみれば浪花節的な、インチキ臭いエピソードも交えつつ、どうにもこうにも企画モノで、出オチのネタっぽさもぬぐえませんが、日本でデビューしちゃいました噂の黒人演歌歌手ジェロ。黒人ていうか、お婆さんが日本人だから一応クオーターなわけですが、日本人の面影がこれっぽっちも感じられないところが、やっぱ黒人の遺伝子は最強だなって。黒人すげーなって。妙なところに感心したりもして(笑)。


 自分もね、最初は「おいおい、その格好で演歌歌手なのかよ」って思ってたけど、聞いてみると結構うまくてびびった。いやはや予想外。彼は結構、歌がうまいんだこれが。歌の発音とかもすばらしい。すげーなジェロ。なんてきれいな歌声なんだ。しかも日本語も普通にうまい。ただね、なんつーか、ちっとも演歌に潜む哀愁っての?それがぜんぜん感じられない。あの顔で「あなた追って出雲崎・・・」って歌われても、ぜんぜんイメージがわかない。だって、いくらなんでも、その顔で出雲崎はねーよー(笑)って・・・・・えーっと、これって人種差別?まま、それはともかく、そのことを除けばなかなか上出来な感じ?一応、紅白出場めざしているみたいだけど、もうね、これは紅白出場間違いなし。太鼓判。
 それに自分は正直、演歌はそんなにきらいじゃない。それに黒人が演歌を歌うのに、そんなに違和感も感じない。ま、フツーかな?それよりどちらかというと、レゲエとかのほうが苦手。日本人のレゲエダンサーをみると、なんとなく心がしわしわになる。すげぇモヤモヤして、なんか「う〜ん、それってどうなんでしょう?」っていいたくなる。あの違和感はすげー。もうどうにもこうにも消化し切れてない感じがしてね。つーか、みててすげー痛々しい。逆にこっちが恥ずかしくて、チャンネル変えたくなる衝動に駆られる(笑)。もちろん好きでやっているんだから、文句を言う筋合いはないわけですけど。


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