・福田内閣は政権末期の土俵際?(軽やかに媚中)

 福田内閣がちょっとヤバイ。内閣改造する前にすでにちょっとヤバイ感じになってきている。福田内閣が発足してからすでに6ヶ月目に突入しているわけですが、ここに来て内閣支持率の低下が激しい。ついに支持率が30%を切ってしまったらしい。なんかもう福田政権もイージス艦の衝突事故をくらって沈没しそうな勢いです。
 そらーね、福田首相もがんばってるとは思うのよ。このねじれ国会で、にっちもさっちも行かないのを、結構よく我慢している。齢71歳にしては元気なほうだしね。あの黒ぶちメガネも、懐かしき日本人のカリカチュアっぽくて笑える。そのへんは自分もけっこう好き。
 でもまあ福田政権になってからは、残念ながら不幸な事件や事故の連続ですよ。毒入りギョーザ事件に、株価の大暴落、そしてイージス艦事故ナドナド、そのたびに危機管理能力のなさが露呈してきている。景気ヤバイとか、中国産ギョーザヤバイとか、石破防衛相キモイとか、ホント、物騒な世の中になってきました。日本、チョーこえー。にもかかわらず、彼はあいかわらずホノボノですよ。ぜーんぶ他人事(笑)。


 しかも彼は、中国大好きですからね。大の親中派。中国の公安省当局が2月28日に「日本で毒物が混入した可能性が大きい」と冗談みたいなことを真顔で発表したのをうけ、「中国側はこれからも日本と共同して、しっかり調査したいということを言っていたのではないか。非常に前向きだ」とか感想を述べちゃってっかんね。どこがじゃっていう。中国めちゃめちゃ後ろ向きだろコレ。なんで日本で混入した可能性が大きくなるのかサッパリわからん。つか、そこは置いといても、なんでこれが福田氏の好評価につながるのか、どう考えてもさっぱりわからん。
 そらね、4月に予定されている胡錦濤主席の訪日を前に、波風立てたくない気持ちはわかる。それに今や中国を無視できないのもわかる。わかるのですが、この中国に配慮した融和的な態度が中国の譲歩を引き出し、国益を増進しているかというとそうでもない。むしろ足元みられてる。つーか、清々しいまでに舐めらてる。この点においては安倍元首相以下だ。
 自分としても「中国なめんなふざけんな!」「中国産は何でもかんでも輸入禁止じゃ」とかいう、そういった感情論には左右されたくはないのですが、さすがにそれはないだろうと。コレはマジでやる気がないんじゃないかと。この人をいつまでも日本一偉い人の座に君臨させていていいのかと。ちょっと不安になりまして(笑)。


 それに、財政改革も、構造改革も、公務員制度改革もする気もないみたいだし、このままでは景気回復も無理みたいだし、たぶん最重要課題であったはずの年金問題ですら、なんとなくうやむやで論点がからっきしなので、期待するっつっても、いったい何に期待すればいいのか、もはやさっぱりですよ。ガソリン税の現状維持に期待すればいいの?ええええ・・・・。どーでもいい。実にどうでもいい。ピクリともしない。
 外交、安全保障、社会保障、教育、税制にも、なんら明確な政策も無く、ついでになんら打つ手も無く、ましてや判断する気もないようなので、国家的には脳死に近いのかもしれん。そして話し合いではなく、数の論理と妥協でしか動かない国会で、相も変わらず「話し合えばわかる」「話し合いで解決しましょう」という痛々しさがね。なんか泣ける。
 そんななか2008年度予算案が、2月29日夜の衆院本会議で全野党欠席のまま、自民、公明両党の賛成多数で可決されまして。強行採決されまして。野党は逆ギレしていますが、いよいよ福田首相も本気出すのかなと。重い腰を上げたのかなと。対決する気になったのかなと。やる気になったのかなと。そう期待したりもするのですが、単に疲れて投げやりになってきてるだけな感じもする(笑)。やっぱ日本、チョーやべー。


その他の記事
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