・後期高齢者医療制度とやらについて(オレンジブック)

 もうさー、ちまたでは「後期高齢者医療制度」とか「長寿医療制度」とか、いろいろニュースになっているわけですが、いやー、まだ人生そんなに長い間生きてないんで、そんな話題にはまったくもって興味がありません(笑)。でもね、自分にまったく関係がないわけでもないし、自分もそのうち、きっと呆けたおじいちゃんの仲間入りしちゃうかも・・・・・なんておもわないでもないので、こんなんじゃダメだ、とおもいまして。しっかり心を入れ替えまして。ちょっと考えてみました。
 んで、後期高齢者医療制度とはなにかというと、2008年4月1日に施行された、75歳以上のジジババを対象とする、他の健康保険*1とは独立した日本の医療保険制度のことだそうです。今まで75歳以上の高齢者は他の健康保険に加入しつつ老人医療制度を受けてきたので、家族に養ってもらっている場合は保険料負担がなかったんだけど、これから強制的に脱退させられ、後期高齢者医療制度に強制加入させられることにより、すべての高齢者が保険料を支払わなければならくなったんだって。んで、そのお金を年金から勝手に天引きされるんだって(こちらは4月15日から開始)。そんで従来は2枚あった被保険者証が、1枚になるらしいよ。おお、シンプルになっていいね♪


 いやいやいやいや、全然シンプルになってねーから。健康保険制度の抜本的改革と、一本化の話はどこに行っちゃったのやら。何で増設されちゃってんの?現行制度に無理があるって話なんじゃねーのか?こんな付け焼刃の制度を、また増やして一体どうするのだ?この程度の負担増で、財政赤字が直るとはとうてい思えない。つうかむしろ、びくともしない。どうよこの揺るぎのない財政赤字少子高齢化のスピードなめんな(笑)。
 とはいえ、おじいちゃん・おばあちゃん達は大激怒ですよ。なんせ負担が増えちゃったもんで。だいたいじいちゃんばあちゃんなんて、制度が変わっただけで大激怒するかんね。「なんやよーわからん」いうて。もう、わかる気が全然なかったりもする。その頑固一徹な所が好き(笑)。しかも、じいちゃんばあちゃんときたら。井戸端会議のへんな口コミで政治活動に参加しちゃって、政策ではなくて感情論で選挙に投票してるしなぁ。今回も「貧乏人は死ねということか?」だって。いっくらなんでも、怒りすぎだろ、これー(笑)。
 でも高齢者の投票率ってかなり高いしなぁ。ついでに高齢者が有権者の4分の1を占めるまでになって、今後もますます増えしそうだし、そりゃ政治家も高齢者の怒りを買うわけにはいかんよなぁ。だいたい政治家自身が高齢者だし(笑)。こりゃ抜本的な改革など望むべくもないな。そういうことなんだろう、きっと。


その他の記事
 ・硫化水素自殺の流行(ワクワクお風呂セット)
 ・久方ぶりの円高で1ドルたったの99円(哀愁センチメント)
 ・ガソリン価格の値下げ(食品価格は値上げの春)




ホルスト:惑星
~ 小澤征爾 (アーティスト, 指揮), ホルスト (作曲), ボストン交響楽団 (演奏)

ユニバーサル ミュージック クラシック (2005/6/22)

Amazon.co.jpで詳細を見る

*1:国民健康保険組合管掌健康保険、政府管掌保険、共済組合等