・上野のパンダ、リンリン死す(客寄せパンダ)

 上野動物園のシンボル的存在であった、日本が所有する*1ただ1頭のジャイアントパンダ、リンリン(オス、22歳)が、4月30日の朝に死んでしまったそうです。同園によると、死亡推定時刻は午前2時ごろ。病理解剖の結果、死因は心不全。リンリンは昨夏ごろから体調不良の状態で、今月29日から治療に専念するため展示を中止したばかりだったらしい。
 リンリン・・・・・これは・・・・・中国の胡錦濤国家主席が来日する直前という、この絶妙のタイミングは・・・・・これは普通に考えて動物園の中の人に安楽死させられちゃった気がするけど・・・・・(苦笑)。にもかかわらず、 飼育員がインタビューでシレっと「朝出勤してきたら死んでた」とかいっててびびった。「うそーん」みたいな。でもパンダってチベットに住んでるらしいんでね、あるいはリンリンが死んだのは、中国のチベット政策に対する抗議のハンガーストライキだったのかもしれない。チベットの誇りみたいな(笑)。


 んで、5月7日に来日した胡錦濤氏は、さっそく上野動物園のリンリンが死んだことに触れ、「大変残念なことです。というわけでパンダ雌雄のつがいを研究協力のためにレンタルすることに決めました」と述べたらしい。これでレンタル決まりらしい。なんせパンダは日中友好のシンボルらしいので。しかし友好の証にレンタルってのも、おかしな話だよな。しかもなぜか上から目線だし。例えば自分が友達に対して「友好の証に月1万円でDVD貸してやる」とかいったら、そこに友情はあるのかね?ん?
 まま、現在はワシントン条約のせいで、学術研究目的以外での取引は難しいため、昔と違って今はパンダがプレゼントされることはなくて、だからレンタルってのは仕方がないらしいんだけどね。しかしレンタル料が、パンダ一頭につき年間で1億円もするってのがね・・・・・だいたい20年以上生きるらしいので、つがいで借りると40億か・・・・・確かに高いな。高すぎ。もうちょい勉強してくれ。しかも、パンダの赤ちゃんが生まれても、それも中国のものなんだって。しかも、その赤ちゃんパンダにもレンタル料が発生するらしい。ヤクザな商売だな、おい(笑)


 こんな中国のパンダ外交なんぞにひっかかる馬鹿が、今どき日本のいったいどこに・・・い、いないよね。そうだそうだ、日本人が今どきパンダなんか懐柔されるわけが・・そんなわけ・・ない・・・・てか、告白すると、それは自分です(笑)。すいません、パンダの大ファンで。でもしょうがないじゃん、だってかわいいんだもん。そりゃね、大の男がパンダごときにキャーキャーいうのもどうかと思うよ。
 でもね、パンダめっちゃ可愛い。なんて愛らしい外見なんだろう。タイヤで遊ぶ姿も、木登りしてる姿も、どれもこれもみんなかわいい。笹を食べてる姿とか萌え死にしそう。なにあの破壊力。なにあの白黒の絶妙な配合。パンダって神様が人間に愛されるために作り出した動物だと思う。だってシマウマとか、ちっともかわいいと思わないのに。ホルスタインなんて、どんなに尻尾ふってなつかれてもキモイのに。
 なのにパンダは、けっこう凶暴でかなりの数の飼育員や見学客が襲われてるにもかかわらず、抱きつきたくて仕方ない。うん、ただ目の周りが黒いだけの、クマだってのはわかっているの。でもね、自分はもう、メロメロ・・・・・・はぁ・・・・パンダかわええ(はーと)。


 てか、どうでもいいけど、今の東京はどこもかしこも警察がうろちょろしてて、まことにうっとうしい(苦笑)。


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中国パンダ保護研究センター (編さん), 日本パンダ保護協会 (編さん), 斉 鳴 (翻訳)

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*1:以前、中国は国交を結んだ国などに、友好の証としてパンダをプレゼントしていたが、1980年代からはパンダの減少などを理由に寄贈をほぼ中止している。リンリンはレンタルされる前に日本に寄贈されたホアンホアンとフェイフェイの子供との交換で日本にきたため、レンタルではなかった。なお、繁殖研究目的との理由で、兵庫県神戸市立王子動物園に2頭和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」にはなんと6頭ものパンダがすでにレンタルされている。