・いよいよ第三次オイルショックじみてきたわけだが(セグウェイ)

 今日は久々の経済ネタなわけですが、先週末のニューヨークでは、原油先物相場が5日連続で過去最高値を更新し、2008年5月9日にはなんと、1バレル=126.20ドルまで買い進まれ、大幅続伸してしまいましたーっ!パチパチパチパチ☆☆☆☆・・・・・いやいやいやいや、やばいやばい。思い起こせばですね、去年2007年9月16日の自分のブログでは「1バレル=80ドルになっちゃったよ。原油価格たけぇぇぇ!」なんつって騒いでいたわけですが、ホントごめん。絶望的に先見の明がなくてごめん。ばーか、ばーか、自分のばーか。あの頃、ガソリンが1リットル=150円くらいになっちゃうかも・・・とかいってたのに、もはや160円だかんね。時の流れって残酷(笑)。
 にしても、ここ半年での急騰ぶりは、さすがに目に余る。石油バブルですよ。なにこの青天井。サブプライム問題でアメリカンバブルが弾けて、アメリカ株を売りまくってだぶついた資金が、行き先を求めて原油市場になだれ込んじゃってますよ。資金ジャブジャブいってます。これっていわば、マネーゲーム。どいつもこいつも原油に投資しやがって。まぁ、他にレアメタル市場なんかも高騰しているわけですが、そんなの貧乏人には関係ないからね、でも原油ったら必需品なわけですよ。これは、貧乏人は死ねということか?(笑)


 やべー、自分がぼさっとしている間に、すでに資源と食料の争奪戦争は始まっていたらしい。ごめんごめん、完全に蚊帳の外だったわ、自分。「あれ、もう始まってたの?」みたいな。もぉー、始めるなら始めるで「ヨーイ、ドン」っていってもらわないと困る。この先物市場が実態経済に反映されるのが、だいたい半年後なんでね。年末あたりはきっとガソリン価格はリッター200円になっちゃうんだろうなー。それどころか、いまやもう300円も十分視界に捉えてる。めっちゃありえる。貧乏人は悲鳴ですよ。「きゃー」ですよ。90円だった1999年頃が懐かしい・・・・・。
 てか、きた・・・・ついにきた・・・・・自転車の時代だ!会社までチャリンコ通勤の自分は勝ち組。「うしゃしゃ♪」みたいな。でも、そもそもみんな、クルマに乗りすぎなんだよ。もはや気軽にドライブするとかアホ。ちょっとそこのコンビニ行くのにクルマつかうとかアホ。雨が降ればすぐにクルマに乗るとかアホ。貧乏人は歩けということだ。健康にいいしね。あるいはスーパーカブに乗れ。いやいや、自分もランボルギーニとか乗りたいんだけどね。ガソリン代高くてね。貧乏人なのに、趣味でランボルギーニとか乗ってたら死ぬな。マジ死ぬ。アホみたいな燃費のスポーツカーやアメリカ産のSUVとか、バカの代名詞みたいになってきてる。


 やっぱこれは、資源がない国の悲哀を感じざるを得ないね。なんとかしろったって、こればっかりは日本政府が単独でどうこうできる問題でもないしね。それに引き換え、産油国は笑いが止まりませんよ。完全な売り手市場ですよ。石油輸出国機構(OPEC)は「原油の増産の必要性について検討する可能性がある」とかいってけど、これポーズ。完全にポーズ。なんせ今のところ産油国ウハウハだから。言い値で買っとけみたいな。ついでに、米国なんかの石油メジャーもボロ儲けですよ。ぼったくりですよ。でもこの状態なら両者の利害が一致してるので、リアル中東戦争が起こることはまずないはず。唯一いいところはこれくらいかな?なによりも戦争反対で、戦争嫌いな人には朗報です(苦笑)。別の意味で資源争奪戦争だけどね。それにこれで、貧困国はかなり餓死したりするわけだけど・・・・・。
 しかもここにきて町村信孝官房長官ガソリン税引き上げ発言ですよ。サミットに向けての、地球温暖化対策ということで。このタイミングで、この発言するとことか、考えられないっつーか、空気読めてないっつーか、わが道を行くっつーか、むしろ自分もちょっぴり見習いたいところではある(笑)。


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