・自衛隊機が中国に行くことになったけどやっぱやめた件(軍靴の足音)

 2008年5月27日、中国政府が四大地震で、日本政府に対し自衛隊機の派遣を要請したと思ったら、2008年5月30日に、あっという間に見送ることになりました。手のひら返しちゃいました。どっちやねん、ほしいのか、いらんのか、はっきりしろ、まったくもぉー・・・・・というわけで、書きかけのブログでも変更するハメになりました(苦笑)。
 どうやら被災地では、テントや毛布などの支援物資が圧倒的に足りないらしく、自衛隊機で北京から成都へ支援物資を運んでほしいということだったらしいのですが、さすがの中国人も自衛隊にはものすごいアレルギーがあるらしく、世論の売国コールが凄まじかったらしい。でもま、そりゃそうだよな。その気持ちはよくわかる。自分も中国の人民解放軍が日本に来るなんつったら、災害救助のためでもちょっと嫌だしね。あくまで感情的な部分でだけど。


 でもそれよりビックリしたのは、胡錦濤指導部が一旦は日本の自衛隊機の派遣を要請したというこの事実。この政治的決断はちょっと予想外すぎる。これはもう、どっからどう考えても驚くべきことですよ。ある意味「その時歴史が動いた」ですよ。なんせ今までの中国ときたら、自衛隊の海外派遣を露骨に牽制というか、モロ反対してたしね。
 そして近隣諸国との友好を理由に、自衛隊の海外派遣にアホみたく反対していた人たちからしてみれば、これはもうハシゴ外されちゃったかんじでしょ。予想外すぎて対応に困る展開でしょ。なんせ自衛隊の海外派遣に賛成の自分だって、さすがにちょっと調子くるうですよ(笑)。そして中国の反対を根拠に、隣国との関係が悪くなって、日本が孤立するみたいな感じだった新聞のアホな論調も、ちょっと変わらざるを得ない。
 でも、自衛隊の国際平和協力活動のための恒久法の整備(現在は個別案件ごとの特別措置法)のためには、たぶん願ってもない援護射撃なのだろう。てか、自分が自衛隊の海外派遣に賛成なのも、平和を願えばこそなんだけどね。なんで平和を願う人と話が合わないのだろう?(苦笑)


 にしても最近の中国は、日本に擦り寄りすぎでしょ。それに、いくらなんでも軟化しすぎで、混乱しすぎで、迷走しすぎだ。どうやらオリンピックまでになんとかしたくて、せっぱ詰まって、なりふりかまっていられな状態らしい。しかし中国政府もこれまた、随分と危ない綱渡りしてるなー。これじゃ世論と軍部を敵に回しすぎでしょ。
 情報統制している中国を、外から見ててもコレだけ痛々しいのだから、内部ではきっとこの100倍ぐらい酷いことになっているのだと思う。もし五輪がなかったら、完全に崩壊フラグが立ってる。もしこれで、五輪が失敗しようものなら・・・・・ゴクリ・・・・・。でも、五輪が成功したら、そんなこと全部忘れちゃうんだろうな、中国人は(苦笑)。


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