・2008北海道洞爺湖サミットが閉幕しました(排出量取引)

 北海道洞爺湖町で、第34回主要国首脳会議(サミット)が、2008年6月7日〜7月9日の日程で行われ、福田康夫首相が3日間にわたる議論の成果をまとめた議長総括を発表して閉幕しました。んで、内容はといえば「2050年までに世界の温室効果ガスの削減目標を世界で共有する」だってさ。
 ちなみに長期目標は、残念ながら『合意』ではなくて『共有』、『半減』ではなくて『削減』という表現になってしまったらしい。これじゃ去年のサミットといってることが同じじゃん!っておもったら、今回の成果は『世界で共有』の『世界』が入ったところが進歩なんだってさ。うーん、これは・・・・・アイタタタ(笑)。でもここは企業の国際競争力を失わずに、いかに上手に自国の利益になるかの、国ごとの利害の衝突の場なんでね、これはまぁ仕方がないかな?
 そんで問題は先送りですよ。でました必殺「先送り」。でも2050年だからなあ。先はまだまだ長いよなあ。ここはゆっくり行けばいいんじゃないの?とりあえずのマイルストーンは、来年、2009年末のコペンハーゲンで開かれるポスト京都議定書の枠組み合意らしいんだけど、どうなることやら。なんか決まるのかな?またもや日本が貧乏くじ引きそうな勢いではあるけど(苦笑)。


 それにしても、いやー、福田首相は浮きまくってたなぁ・・・・・なんか痛々しいほどに。他国のお偉いさんといるときも、笑顔が引きつってたし。ところどころで空気になってたし。あんなのただの政治ショーなんだから、仲良くやってますよー♪的なパフォーマンスしときゃいいのに。あれじゃどう考えても支持率上がらねっつーの。
 きっと世界の首脳たちは、誰も福田首相には期待してないんだろうなー。うんうん、そらーそうだ。だって自分だって期待してないしね(苦笑)。でもこれは福田氏のせいではなくて、ネジレ国会のせいでもあるのだけれど。国会ですらリーダーシップが取れないのに、サミットでリーダーシップを取れるわけがない。
 あとどーでもいいけど、ファーストレディ軍団はこえーな(苦笑)。公園デビューどころの話じゃないな、アレ。陰で「オホホホホ・・」とか、いやみが炸裂してそうだ。あれじゃ仏サルコジ氏の嫁にしてスーパーモデルで歌手のカーラ・ブルーニさんもサミット欠席するはずだわ。何言われるかわかったもんじゃないしね。
 そんなこんなで無事に閉幕したサミット。総費用は606億円なり。ちなみに来年のサミットはイタリアのマッダレーナ島?・・・・・どっからしいです(笑)。


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