・グルジア紛争とコーカサスの風景(北風と太陽)

 北京五輪が開幕した2008年8月8日、旧ソ連の親欧米国家グルジアの軍隊が、グルジアからの分離独立を主張する南オセチア自治州に進攻し、同州に平和維持を名目とした駐留部隊を置くロシア軍との大規模な戦闘を開始、翌日にはロシア軍が、あっという間に南オセチアに侵攻、制圧してしまいました。
 グルジア側はすでに停戦を求めているらしいですが、ロシア側はグルジア空爆海上封鎖を行うなど、追撃の手を緩めておらず、事態を沈静化させるつもりはないらしい。ここで一気に米国やEUに擦り寄るグルジアを叩いておくつもりらしい。ついでにカスピ海の石油利権もゲットしちゃうつもりらしい(苦笑)。


 てか、もう制圧されてるのかよ・・・こんなの日本がアメリカに対して戦争起こすより無謀だ・・・アホだなグルジア・・・とはいえ、ロシア軍機を撃墜されたのが、この紛争のきっかけらしいのだけれど、これってどう考えてもロシア側が挑発しまくって撃ち落とされただけでしょ。戦闘を始めたのはグルジアでも、それを意図したのはどう見てもロシアです。
 グルジアもロシアから無理難題を押し付けられて、散々嫌がらせされまくってたんだろうな・・・気に障ることをグジグジグジグジ・・・そんでキレたと。カチンときて暴発しちゃったと。かわいそうなグルジア・・・。だいたい南オセチアアブハジアなんて、どうみてもロシアがグルジア国内に作った傀儡自治区だし。国内でロシアのやりたい放題されたら、そらーグルジアもキレるっちゅー。だから自分はグルジアを擁護しちゃうよ。自分が擁護しても意味ないけど(笑)。


 にしても、ここぞとばかりに攻撃しとるな、ロシアは。口実与えたら最後って感じだな。こりゃもう、しばらく立ち直れないくらいの、きっついお仕置きくらっちゃうんだろうな。 ロシアって西側と違って、人権とか国際世論とか、歯牙にもかけないからなー。現地住民が何人死んでも気にも止めないという。人質ぶち殺してでも制圧するという。こわいこわい。
 でもこれで、EUや米国がカスピ海油田の利権獲得のために、さんざんお金と手間暇かけて、ロシアを通さないで地中海へ石油を運び出すために作ったパイプラインが、もしかするとパーになっちゃうかもしれないらしい。ありゃりゃ(苦笑)。そら今頃はアメリカもEUもびっくりしてるよな。勘弁してくれグルジアと。全部ロシアの思惑通りじゃん。


 でもこうなっちゃったら、アメリカもEUもにっちもさっちもいかない。なんせグルジアはロシアの裏庭だしな。もう手遅れだよ。詮無きことだよ。人権でどーこー、文句言うぐらいしかできないよ。石油利権もパーだよ。金ばら撒いて、NATO加盟で釣って、せっかくグルジアに親欧米政権つくったってのに、このままだと親ロシア政権作られちゃいそうな勢いですよ。ロシアはえげつないなー、ホントに。
 でもロシアってあれじゃないっすか。言うこと聞かないとすぐにパイプライン止めたりするじゃないっすか。ドイツとかそれで、びびりまくっているじゃないっすか。日本もサハリンⅡの油田開発では煮え湯を飲まされてるし。ジャイアンっていう意味では、アメリカもロシアに負けてないわけですが、それでもこのロシアの何でもかんでもチカラ押しな冷酷な態度が、自分はどうしてもスキになれない。チカラと恐怖で押さえつけるみたいなヤツ。


 とはいえ米国もEUも所詮は偽善だし、大国なんてもんは自国の利益のことしか考えてないクソだ(笑)。ついでに日本人は、他の国が自国の利益のことしか考えていないのを、理解できないアホだ(笑)。大国の思惑に振り回された挙句、殺されてしまう南オセチアの人々のご冥福をお祈りします。力がないって罪なことだなぁ・・・・・。
 まぁ今回の件は日本とはあんま関係ないのが、唯一の救いかな・・・・とはいえ、せっかく下がり気味だった石油価格が、また跳ね上がるかもしんないけど。やれやれ・・・・・(笑)。


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