・NY株が過去最大777ドル安で大暴落(From the New World)

 2008年9月29日、サブプライム問題での金融不安を回避するために、米政府が最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金で、金融機関から不良資産を買い取ることを柱とした「金融安定化法案」が、米下院で否決されました。これを受けてニューヨーク株式市場の終値は、前週末比777ドル安の史上最大の下げ幅を記録し、世界中の各国市場にも株安が波及ました。
 あーあ、やっちまったよ・・・やらかしてくれたよアメリカ・・・まさか否決されるとは・・・アホ過ぎる・・・。自分も正直ズコッってなった。お前らもうちょい空気読めよと。ブッシュ大統領もあわてて「我々は今、緊急事態にある」との声明を発表したみたいですが、そりゃブッシュがいくらゴリラみたいな顔してるからって、コレはどう考えてもブッシュの方が正しい。日米欧の中央銀行がドルを買い支えるために必死こいて協調介入してきたのも、これですべて水の泡ですよ。


 てか、最近は政治経済ネタばっかりで申し訳ない。でもね、今は世界の行く末の重要な分岐点だからなー。注目しないわけには行かない。なんかすげー大げさに言ってるみたいだけど、そんなことねぇから。マジやべぇから。超やべぇから。
 ホントねー、自分たちのしたことがちゃんと理解できているのかな?このアメリカの偉い人たちは?なに世界経済に全力で止めを刺してんだよ?これで潰れなくてもいい会社が、世界中でどれだけ潰れると思ってるんだろう?全世界にどれだけ経済的打撃を与えたと思っているんだろう?こんなんテロですよ、テロ!だってこれで国の2つや3つは軽く潰れるかんね。そんくらいのレベル。
 アメリカ人曰く「へまをしたウォール街の連中を我々の税金で救いたくはない」ってことらしいけど、そりゃ今まで散々ボロ儲けして浮かれてきたやつらを何で税金で救わなくちゃならないの?って、その気持ちはすごくよくわかるのだけど、ここで救わないと経済が崩壊すっから。世界中が失業者で溢れかえるから。もちろん輸出大国の日本も、ぜんぜん他人事ではない。


 悲しいことだけどアメリカの影響力はすごい。この決断の影響がどれほど深く広いか?もちろん金融安定化法案には、世界のATMであるところの日本のお金もかなりの額が使われるのだけど、それでも世界経済が崩壊するよりはかなりまし。この「まし」ってところが重要。
 どうなっちゃうんだろ?世界経済のゆくえは?経済崩壊してデフォルトしまくるのかな?そうなったら嫌だな。それでも世界はちゃくちゃくと進んでいくわけだけど。戦争や飢餓や失業や貧困をすべて飲み込んで。だから自分も、気をとりなおして前に進みます。いずれにせよ、時代は未来へしか進まないわけだし。
 それにまぁ、アレだ。まだ世界恐慌って決まったわけではない。10月3日には修正した金融安定化法案が、再可決される可能性もまだあるわけだし。そりゃ、またもや否決される可能性もあるのだけど(苦笑)。コレでまた否決されたら、たぶん世界恐慌決定だな。その可能性は・・・・・五分五分ってとこかな(世界やばすぎだなおい)。


追記
 米下院が9月29日に否決し、修正後に米上院が10月1日に可決した金融安定化法案の修正案を、米下院は10月3日、賛成263、反対171の賛成多数で可決しました。ふぅ〜・・・・・これでとりあえずは一安心かな?一時はどうなることかと思ったけど。てか可決されたのにNYダウはなぜか下げてるけど(苦笑)。とはいえこれで景気がよくなるというわけではないので、やはりしばらくはダメダメ調整局面がつづくのでしょう。でもホント、よかった♪


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