・全国高校駅伝で佐久長聖が悲願の初Ｖ(女子は豊川が初Ｖ)

　2008年12月21日、京都市内の都大路を舞台に男子第59回・女子第20回全国高等学校駅伝競走大会が行われ、女子(5区間21.0975km)は、豊川(愛知)が1時間7分37秒で、創部3年目、2度目の挑戦にして初制覇の快挙。男子(7区間42.195km)は、佐久長聖(長野)が2時間2分18秒の日本高校最高記録で、念願の初優勝を飾りました。おめでとうございます。つうか、日本人では区間新記録とか、留学生抜きの高校最高記録とか、意味わかんないのでやめて欲しい。どう考えても恥ずかしい(苦笑)。それから、女子の2位以下は、興譲館(岡山)、立命館宇治(京都)、須磨学園(兵庫)…。男子の2位以下は、仙台育英(宮城)、埼玉栄(埼玉)、世羅(広島)…。などなど。たぶん来年もこんな感じ(笑)。
　ちなみに、今大会からは男女ともに外国人選手を最長区間の1区(男子10km、女子6km)で起用できないように、ルールが改正されました。なんかガイジンいない1区はすごく新鮮だったな。男女問わず、去年までの高校駅伝は、1区の留学生がまず抜け出して先行逃げ切りを狙い、日本人がそれを追いかけるというのがセオリーだったので。でも今年はそれがなくなって、みんなでけん制し合って、例年にない見事なだんご状態。アレはあれでウザイな。なんせ出場校が多いので。花の1区はもはや死語なのかな？

　んで、まず女子のほうなんですが、いやあ、やっぱ高校生の女の子は初々しい・・・・・っていうか男の子っぽい子が多いなー(苦笑)。それはまぁいいんだけど、距離が短い上に1区が留学生禁止になって、さらに各都道府県代表の47校でも多すぎるのに、地区代表校が11校プラスされてて、なんつーかもう、あれはひどい。女子は出場校多すぎ。そりゃ転ぶっちゅーの。第1中継所とかなんかもうゴタゴタしすぎてて、ガシガシぶつかったり、次のランナーが行方不明になってたりしたからなぁ。あんなので10秒ロスするとか痛すぎる・・・・・。
　レース展開は１区で先頭に立った興譲館を豊川がピッタリとマークする展開。優勝候補といわれた立命館宇治は1区で出遅れて、その後は立て直すことが出来ず。それでも3位は立派だけど。んでアンカー勝負で豊川の留学生、ワイセラ・ワイリムちゃんが抜け出して、最初に飛ばしすぎて途中で一瞬、おっ？って思うシーンもあったのですが、何とか逃げ切り勝ち。というか、女子は1区が留学生禁止のせいで、1区の次に長い5区のアンカー区間を留学生が走ることになるという弊害が発生。弊害ってほどでもないのだけど。でもゴールシーンが画的に微妙だよなー。
　それにインタビューがさー、ワイリムちゃん高校2年生にもなって、いくらなんでも日本語カタコトすぎるだろー(笑)。インタビュアーと、会話がまったく噛み合わなってなかった。でも声が可愛いから許す。それにおもろいので(笑)。豊川は一応、今年のメンバーが3人残るみたいなんで、もしかしたら来年もワイリムちゃんのインタビュー聞けるかもしれないね。来年はどの程度、日本語進歩してるか期待。それにしても今年の女子はコレといって注目選手が見当たらなかったなー。なんか全体的に小粒な印象。

　それから男子のほうなのですが、今年の佐久長聖は評判どおり強かったなー。断トツの圧勝劇。ほとんどの選手が5000mを14分台前半で走るのは、やっぱすごい。まぁ今まで優勝できなかったのが不思議なぐらいなので、ある意味やっとかよーって気持ちもあるのですが。タイムもなんと2時間2分18秒。高校生みんなで力をあわせればハイレ・ゲブレセラシェにも勝てるということが証明されました。っていうか世界新だよ、すげー(笑)。チーム力の勝利だね（意味不明）
　レース展開は1区で先頭に立った仙台育英を、佐久長聖が追う展開。そして前評判の高かった西脇工業はまたもや1区で大ブレーキ。ここで失敗してしまったのが響いて、今年もまた実力を発揮できないまま終わってしまったという。ここが駅伝の厳しいところだよなー。1区でコケルと大抵は立て直せないという。1区重要。劇的に状況を打開できる留学生でもいれば別だけど。それかスター選手がいれば。
　そんで3区では仙台育英のポール・クイラがすごい勢いで飛ばしてたわけですが、佐久長聖の村澤明伸選手が何とかくらいついてたのが凄かった。すごい頑張ってた。あそこで遅れなかったのはやっぱり大きいとおもう。村澤選手はいい選手だね。来年の箱根で期待しています。っていうか次の4区の佐久長聖の選手も頑張ってたんだけど、これまた世羅のビタン・カロキが凄すぎてその頑張りがイマイチ伝わってこなかった。
　でもその後、佐久長聖は5区で先頭に立つと、6区、7区と他の高校を寄せ付けない見事な走りで優勝。佐久長聖は7区間すべての選手が安定して実力を出したというのが勝因でしょうか。あと埼玉栄も地味に頑張ってたなー。どこでどう頑張ってたのか知らないけど。でもいつの間にか上位にいて、最終的には3位だからなー。すごいすごい。それにしても我がふるさとの神奈川県勢は、毎度のコトながらものすごく中途半端な順位で、これが自分が高校駅伝の記事を書くテンションを下げまくる・・・・・(苦笑)。

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