・今日もどこかでブログが炎上(火の用心)

　2008年2月5日、お笑いタレントスマイリーキクチさんのブログに「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」などの悪質な書き込みをしたとして、17〜45歳の男女18人が名誉棄損の容疑で摘発されました。どうやらスマイリーさんのブログに、1988年東京都足立区で起きた女子高校生コンクリート詰め殺人事件に関与したとする事実無根の書き込みが殺到していたらしい。彼はこれに10年以上も悩まされていたらしい。
　見せしめ摘発キタコレ。ブログへの中傷での一斉摘発は、どうやら今回が初めてらしいのだけど、これには自分もちょっとびっくり。ま、これで誰かが死んだというわけでもないので、摘発はやり過ぎといえば、やり過ぎな気もするけど・・・・・。これで起訴されたりするのかな？

　ちなみにこの誹謗中傷のきっかけは、約10年前に所属芸能事務所が「足立区出身の元不良」とのうたい文句で、スマイリーさんを売り出したことに始まるらしい。そして彼がコンクリ事件に関与したと匂わせる書籍も発売されていたらしい。でもあの事件は、マジでショッキングだったからなー。事務所もうたい文句を間違え過ぎでしょ、これ(苦笑)。
　それに週刊誌などのメディアなんかも、捕まらない程度に、十分ウソついたり、誹謗中傷したりしているからなー。そんなメディアに偉そうに「発言には責任を！」って説教されてもね(苦笑)。でも噂ってのはウソ8割、本当2割ぐらいらしいのだけど、中にはそのまま信じちゃう人もいるよなあ。じゃなきゃ詐欺事件とか起きないし。

　それにネットで言いたいこと言っちゃう人の気持ちも、自分にはよく分かるんだよね。自分なんて昨日もお昼のコンビニでレジに並んでたとき、レジの人が打ち間違えてトラブってるのを見て「おめ〜、ふざけんじゃねーよ」とか、心の中で悪態ついてたし。「スケジュール遅れてんじゃないの？」とか会社の上司に何度も聞かれて「はぁ？そんな簡単に行ったら苦労しねーよ」って心の中で悪態ついてたし。電車の中で「あ〜、だりぃ」とか言ってる女子高生たちに「おめーら、だりぃーとかいってんじゃねーよｗｗｗ」って心の中で悪態ついてたし(笑)。
　そういった気持ちが、ネットの場合はダイレクトになっちゃうんだね。きっと。相手の顔も見えないし、相手との利害関係もないので。

　でも逆に、誹謗中傷されて傷つく気持ちもよくわかる。ブログのコメントとかで、見ず知らずの人に、上から目線で文句をいわれたり、バカにされたりすると、何気に傷つくんだよなー。軽くへこんだりもする。けっこうナイーブなの、自分(笑)。そういう時は、怒りたいんだか、泣きたいんだか、情けないんだか、どうでもいいんだか、すごくモヤモヤした気持ちになる。
　でも言いたいことを言えるネット空間を愛してもいる。このバランスが難しい。きっと程度の問題なのだと思う。ネットで自由に文句や悪態つきたい気持ちはわかるけど、やっぱやりすぎはよくないよ。個人攻撃とかも。それに殺害予告とかは絶対にダメ。もちろん自分は、ネットでのモラルやマナーをどうこう言うつもりもないし、ネットをより良い言論空間にしていくとか考えたこともないけど。

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